2021-05-18-bologna-tomiyasu-takehiro(C)Getty images

アタランタが冨安健洋獲得へ“全力”か…すでに2回オファーで現地紙は「まもなく移籍の予感」

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ率いるアタランタが全力で日本代表DF冨安健洋の獲得に動いていると、イタリア紙『トゥット・スポルト』が31日、報じた。

今シーズン、リーグ戦3位で終え、3年連続でチャンピオンズリーグ出場を決めているアタランタ。今夏の移籍市場においては、守備陣の補強を最優先して進めている。そのターゲットに挙げられているのがボローニャでの2シーズン目を終えたばかりの冨安。イタリア紙は「アタランタが全力でトミヤスに」とのタイトルでアタランタの動向を報じた。

アタランタは今夏、ミランからレンタルしていたDFマッティア・カルダーラの買い取りを見送ることを決断。さらにDFボシュコ・シュタロをレンタルに回すことが濃厚となっている。このためガスペリーニは、「長い目で見て活躍でき、適応にあまり長い時間を必要とせず、チームの厚みを増すことができる選手」を少なくとも1人獲得する必要がある。

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こういった要素を満たす「ターゲットはトミヤス」となる。イタリアで有名な格言「すべての道はローマに通ず」をもじり、「すべての足跡はボローニャへ通ず」と表現。「トミヤスはアタランタがより決意を持って狙う選手の1人であり、シニシャ・ミハイロヴィッチのチームの14番はまもなくデア(女神の意味でアタランタの愛称)に移籍することができる予感がする」と主張した。

ボローニャは冨安の評価額を約2500万ユーロ(約33億円)に設定。これについてイタリア紙は、「セリエAで2シーズンにわたって素晴らしい継続性を見せてプレーしている若者だ」と説明した。またクラブ間の交渉は現在も続行中であるとみられ、アタランタはボローニャに対し、すでに2回、オファーを提示したと報じている。1回目のオファーは、ボローニャに買い取り義務がある移籍金1500万ユーロ(約20億円)のムサ・バロウとの1対1のトレード。続く2回目のオファーでは、アタランタが1700万~1800万ユーロ(約23~24億円)に増額したが、いずれもボローニャ側が拒否している。ボローニャは「可能な限り希望額の2500万ユーロに近く、より高額な条件を引き出そうとしている」とみられる。今後の動向は注目されるところだ。

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