アーセナルDF冨安健洋は、新シーズンのポジション争いへ意気込みを示している。『The Athletic』が伝えた。
2021年にアーセナルへ加入し、右サイドバックのレギュラーとして活躍した冨安。昨季はベン・ホワイトのコンバートによって出番が減少した一方で、左サイドバックでもハイパフォーマンを発揮していた。しかし3月中旬に膝の手術を強いられ、そのままシーズンを終えている。
そんな冨安だが、22日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとの親善試合で左サイドバックとして先発出場を果たしている。今夏にはオランダ代表DFユリエン・ティンバーが加入、さらにヤクブ・キヴィオルが左サイドバックとして好プレーを見せる中、激化するポジション争いについて意気込みを示した。
「もちろん僕だけじゃなくて、ベン・ホワイトやティンバー、キヴィオルのようなサイドバックもセンターバックもプレーできる選手がいます。でも、僕にとっては同じこと。ただただピッチに立ちたいだけです。できる限りプレーして、チームに貢献したい。監督と話していないのでわかりませんけど、どのポジションでも気にしませんよ」
また、昨年2月のマンチェスター・シティ戦(1-3)についても言及。自身のバックパスをケヴィン・デ・ブライネに拾われて失点に関与する形となったが、「僕にとっては難しい時期でした。ベン・ホワイトが本当にうまくやっていたし、正直に言うと自信を失っていました」と回想しつつ、以下のように続けている。
「でも4カ月間離脱して、この期間に色々と考えました。ケガやマンチェスター・C戦のミスから学ぶ必要があります。良い時もあれば悪い時もありますが、悪い時から多くを学ばないと。今は体や頭だけじゃなくて、キャリアに関しても気分は良いです。すべてポジティブですよ」
新シーズンは初めてチャンピオンズリーグに挑戦する冨安。「本当にワクワクしますけど、ピッチに立ってチームを助けたい。だから最初にしないといけないのは、トレーニングで自分の価値を証明することです。練習のレベルは昨季よりも遥かに高いし、これはチームにとっても僕にとっても良いこと。もっと良い選手になりたいのであれば、競争の環境でよりよい選手たちとプレーしないといけません」と燃えている。




