アーセナルDF冨安健洋に対して、現地メディアが評価をしている。
カラバオカップは1日に4回戦が開催され、冨安の所属するアーセナルは敵地ロンドン・スタジアムでウェストハムと対戦した。立ち上がりからボールを保持して攻勢に試合を進めたアーセナル。しかし、16分に先制点を許すと後半早々にも追加点を献上。さらに、60分にはダメ押しの3点目を決められてしまう。後半アディショナルタイムに一点を返したものの、反撃は遅く時間切れ。3-1で勝利したウェストハムがカラバオ・カップ準々決勝に進出した。
この敗戦には現地メディアもアーセナルの選手への酷評が相次いでいる中、57分から出場した冨安に対しては及第点の評価が並んだ。
『Football London』は冨安に6点をつけ「アーセナルは、この日本代表DFが入ったことで、守備がより堅固になったように見えた」と評価。「しかし、その結果、左サイドでの攻撃の推進力を失ってしまった」と続け、攻撃面での課題を指摘している。
また、『GOAL』イギリス版は別の視点で冨安について触れており「奮闘するジンチェンコに代わって投入。土曜日のニューカッスル戦での先発は間違いなさそうだ」と、5日に行われる第11節でポジションを争うオレクサンドル・ジンチェンコからの先発奪取を予想した。
28日に行われた第10節シェフィールド・ユナイテッド戦(5-0)でアーセナル移籍後初ゴールを決め、勢いに乗る冨安。カラバオカップ敗退でチームは肩を落とす状況だが、日本代表DFにとっては定位置確保に向けて非常に大事な時期を迎えている。