ボローニャの日本代表DF冨安健洋には、まだイングランド行きの可能性があるようだ。
イタリア紙『トゥットスポルト』は11日、冨安の動向について「トッテナムとアーセナルの戦いがまだ残っている」と報じ、プレミアリーグのクラブが引き続き関心を寄せていると強調した。
今夏の移籍市場で、トッテナムはトビー・アルデルヴァイレルトが退団したことにより、クリスティアン・ロメロをアタランタから補強した。これで冨安の移籍話は消滅したかに思えたが、まだ同チームは冨安への興味を失っていないようだ。
記事では「トッテナムとアーセナルはまだボローニャの日本人DFに関心を示している。ノースロンドンダービーが移籍市場で勃発するかもしれない。だが、現時点でロッソブルー(ボローニャの愛称)の要求を満たすような正式オファーには至っていない」と伝えた。
「それでも日本人DFに対し、プレミアリーグからの関心はまだ継続している模様。ボローニャには近日中にも2000万ユーロ(約26億円)以上もの契約解除金がもたらされる可能性がある」
また、「ステファノ・デンスビルはシニシャ・ミハイロヴィッチの構想に入っていないし、おそらくガリー・メデルは南米へと戻ることになる。古巣のボカ(ジュニオルス)が有力な移籍先だ。他にもローンから戻ってきたプレーヤーも新シーズンの軸になるとは考えづらい」と紹介し、ボローニャの今季陣容がまだ不確定だと強調している。
果たしてセリエAでも評価を高めている冨安はイングランドへと向かうことになるのだろうか。移籍市場までまだ多くの動きが発生する可能性もあるだけに、引き続きその動向が注目される。