Takefusa Kubo Villarreal Lionel Messi Barcelona 2020-09-27(C)Getty Images

久保建英の現状をレアル・マドリーが憂慮…ビジャレアルへのレンタル打ち切りの可能性も

レアル・マドリーが久保建英のビジャレアルへの期限付き移籍の打ち切りを検討する可能性がある。スペイン『マルカ』が伝えた。

2019年夏にレアル・マドリーに加入した久保は、直後にマジョルカに1シーズンの期限付きで移籍。ここで大きなインパクトを残した19歳の日本代表MFは今夏の移籍市場でビジャレアルへ再び1年間の武者修行に出ることが決まった。しかし、昨シーズンのラ・リーガ5位のクラブで大苦戦。ここまでリーグ戦5試合での出場時間はそれぞれ13分、5分、16分、15分、5分と計54分しかプレー時間を得られていない。

マジョルカでそのポテンシャルの高さを存分に発揮した久保に対しては、今夏の移籍市場でバイエルン・ミュンヘンやパリ・サンジェルマンといったビッグクラブも関心。しかし、レアル・マドリーはチャンピオンズリーグのライバルになり得るチームに若き才能を送り出すことを望まず、ヨーロッパカップ戦での経験も積めるスペインのクラブに同選手を派遣した。

ウナイ・エメリ監督も獲得を望んだとされる日本代表MFだが、現状好パフォーマンスを見せるモイ・ゴメスやビセンテ・イボーラ、サム・チュクウェゼ、ジェラール・モレノ、ローン帰りのアルフォンソ・ペドラサらとのポジション争いで遅れを取っている。マジョルカ時代の初期同様にベンチを温める時間が増加するばかりだ。

レアル・マドリーで最も将来が期待される選手の1人である久保の現状を受け、サンティアゴ・ベルナベウのクラブの首脳陣はしばらくは現状を見守るようだが、状況が改善しなければローン移籍の打ち切りすら検討する可能性もあるようだ。

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