ビジャレアルに所属する19歳の日本代表MF久保建英について、イタリア誌『l’Ultimo Uomo』が4日、若手特集の中でスポットライトを当てた。
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中でスタートを切った2021年。イタリア誌は4日、「2021年に追うべき若手50人」のタイトルで特集を組み、2001年以降に生まれた若き才能たちに注目した。その中の1人として、レアル・マドリーが所有権を持つ19歳の久保がリストアップされている。
まずは久保のキャリアについて、「かつてバルセロナの下部組織に所属したが、レアル・マドリーへ移ると、昨シーズンはマジョルカ、今シーズンはビジャレアルへレンタルに出ている」と紹介。「クボは、我々が毎年のように『プロ選手に揉まれた中での難しい適応は、偉業を成し遂げるようになるまでのプロセスに過ぎない』と願っている天才の中の1人だ」と続け、久保の才能に期待を寄せた。また「今年こそ、クボの年になるだろうか?ただ疑いなく確かなことは、彼が非常に高いレベルの選手であることだ」と付け加えている。
そして、久保のテクニックを絶賛。「クボの才能は計り知れないほど。ベースとなる技術は、本当に断トツで最高レベルと言える。ボールコントロールからドリブル、クロスに至るまで、左足でなすことすべてが素晴らしい」と綴った。ただ現時点において、「成熟しているようにも見えるが、特徴を捉えるのは難しい」と指摘。ウナイ・エメリ指揮下で十分な出場機会を与えられていない上、「左右どちらのサイドで起用させるべきか、指揮官が決断を下していないように見えた」と分析した。続けて「何かが足りないように見えるが、年齢のせいかもしれないし、所属チームの影響かもしれない。適切な指導者に恵まれれば、時間が解決するかもしれない」と結論付けた。
なお久保を巡っては、伊『スカイスポーツ』も1日、「2021年に注目すべき才能」の1人としてリストアップ。「レアルが賭けたもう1人の才能」として紹介し、「スペースを見つけるのが上手く、そこからスピードに乗ったドリブルで、相手守備陣が予想できないプレーを見せる」などと綴っていた。
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