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久保建英、ナポリ&サウジ高額オファー拒否を明かす…一方レアル・マドリーの「監視」は続く?

レアル・ソシエダMF久保建英は、今夏にナポリやサウジアラビアからオファーが届いていたことを認めているようだ。

2019年にレアル・マドリーへ完全移籍で加入した久保だが、その後はレンタルでマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、再びマジョルカとクラブを転々とすることに。そして昨夏、ソシエダへの完全移籍が決まった。するとラ・リーガ35試合で9ゴール7アシストと見事な活躍を見せ、今季も開幕戦でゴールを記録するなど、絶対的な選手になりつつある。

そんな22歳の日本代表MFだが、今夏に複数のオファーが届いていたようだ。『ムンド・デポルティーボ』バスク版によると、久保はジローナとの開幕戦後に「僕じゃなく代理人がコントロールすることです。彼がいくつかのオファーを持ってきたのは事実ですが、僕は明確でした。過去4年間はチームを探していましたが、今夏は将来が決まっていたので落ち着いていましたよ」と語っている。

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なお『ムンド・デポルティーボ』によると、久保に対してはナポリとアル・ヒラルからオファーが届いていたという。

セリエA王者ナポリは、メキシコ代表FWイルビング・ロサーノの代役として獲得を望んでいたものの、久保の契約解除金が6000万ユーロ(約95億円)なのに対し、3000万ユーロ(約48億円)以上を投じるつもりはなかったようだ。一方のアル・ヒラルは、移籍金4000万ユーロ(約63億円)に加え、選手には現年俸の8~9倍となる1600万ユーロ(約25億円)を提示した模様。しかし、久保自身がサウジアラビア行きを断ったと伝えられている。

一方で同メディアは、久保の前所属レアル・マドリーが金銭面での保有権を有していることも指摘。現在も将来的な移籍金50%と優先交渉権を持っており、ソシエダは権利すべてを買い取るために「様々な困難に直面する」という。レアル・マドリー側は久保を監視し続けることを望んでおり、また下部組織時代に所属していた宿敵バルセロナへ将来的に移籍することを阻止したい考えのようだ。

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