古巣レアル・マドリーとの対戦を迎えるレアル・ソシエダMF久保建英について、スペイン『スポルト』が注目している。
今季開幕から絶好調を維持する久保。ラ・リーガ開幕4試合で3ゴール1アシストを記録して全試合でMVPを獲得すると、日本代表として戦ったドイツ代表戦でも途中出場から2アシストを記録しており、出場した試合で結果を残し続けている。
そんな22歳MFはインターナショナルウィークを終え、ソシエダに合流。そして17日の第5節では、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦へ挑む。古巣との大一番になるが、『スポルト』は「タケ・クボが“元選手の呪い”でレアル・マドリーを脅かす」と題し、以下のように綴った。
「ソシエダは近年、ベルナベウを訪れるたびに厄介なライバルとなっており、過去5対戦は1勝2分け(2敗)だ。そして彼らの中で、序盤戦で最も目立っているのが久保建英だ。(金銭的な)権利を両チームで分け合っている男である」
「この日本代表選手は最高のスタートを切った。彼は(カルロ)アンチェロッティ監督にとって最大の脅威となるだろうが、“元選手の呪い”も相まってレアル・マドリーの不安は増している。彼らは今季4試合で2失点を喫したが、いずれも元所属選手によるものだった。アルメリアのアリバス、ヘタフェのマジョラル。レアル・マドリーは久保に対する警戒を強めており、彼を止める必要があるだろう」
また同メディアは、「レアル・マドリーの注目を集めているのは久保であり、契約解除金6000万ユーロ(約94億円)の半額を支払うことで呼び戻す可能性だってある」と将来について予想。その上で、「久保はサッカーにおける才能を開花させられるチームを見つけた。イマノル・アルグアシルの下で成長し、より重要な選手になった。弱点を克服して強みをさらに研ぎ澄ませている。その1つが決定力なのだ」と今季の成長を称えている。




