レアル・ソシエダと日本代表MF久保建英の関係について、スペイン『ムンド・デポルティーボ』が分析している。
今季はラ・リーガ開幕から絶好調の久保。10試合で5ゴール2アシストを記録すると、9月にはジュード・ベリンガムらを抑えてリーグ月間最優秀選手にも選出された。その活躍により、スペインでは大きな注目を集めている。
そして『ムンド・デポルティーボ』のアンヘル・ロペス記者は、「日本ではタケ・クボの“ブーム”が起きている」とし、先日ソシエダと『ヤスダグループ』が戦略的パートナーシップを締結したことに注目。各種条件を満たすことで600万ユーロ(約9億5000万円)を獲得し、過去に他企業と結んでいたメインスポンサー契約の2倍以上の報酬を得ることになるようだ。そして「タケはピッチ上ではハリケーンだが、金脈にもなり得る」と伝えている。
その上で同メディアは、「この関係を長期的に継続するためには、ラ・レアルのスターが輝きを放つために幸せな安息地を提供するよう努力し続けなければならない」とし、クラブ側が久保へ新契約を提示するべきだとも主張している。
「彼がこのレベルを維持、または向上し続ける場合、引き留めるのはそう簡単ではない。それがピッチレベルだけでなく、クラブ運営面でも大きな利益をもたらすことを考えると、2022年にサインした5年契約の見直しが急務だ」
「通常であれば今シーズン中か、2024年に彼の活躍に見合ったものを提示するだろう。現在はクラブ内でも上位の給与ではない。レアル・マドリーから彼の権利すべてを買い取るのも、現時点では難しいオペレーションになりそうだ」
「いずれにせよ、久保はピッチ内外で多くの利益を生み出している。個人スポンサーシップの面ではアジア人選手の中で最も稼ぐ選手であり、メッシやネイマール、クリスティアーノ・ロナウドのような超一流スターがいなくなったスペインサッカー界では、最も多くのスポンサーを抱えている選手だと考えられている」


