レアル・ソシエダで絶好調を維持する日本代表MF久保建英について、地元メディアが賛辞を送るとともに、将来について分析した。
ソシエダでの2シーズン目を迎えた久保は、開幕から圧巻のパフォーマンスを披露。開幕4試合で3ゴール1アシストを記録すると、4試合連続でファンが投票するMVPに輝いている。開幕4試合連続MVPは、イスコ(レアル・ベティス)と並び今季のラ・リーガでは2人のみ。スペインリーグの顔として絶賛を集めている。
そんな22歳の活躍について、『ムンド・デポルティーボ』バスク版は「リーグのアイコンとなった。わずか12カ月でラ・レアルの顔となり、彼の獲得へ支払った650万ユーロ(約10億円)は格安に感じる」と称賛している。
同メディアによると、2023年に入ってから久保はラ・リーガで10ゴールを奪っているが、これはロベルト・レヴァンドフスキ(12ゴール:バルセロナ)とアントワーヌ・グリーズマン(11ゴール:アトレティコ・マドリー)に次ぐ記録となっているようだ。さらに今季で言えば、ジュード・ベリンガム(5ゴール1アシスト:レアル・マドリー)に次ぐゴール関与数を誇っているという。
この活躍を受け、『ムンド・デポルティーボ』は「チームトップからは程遠い給与での5年契約を結んだ昨夏とは、全く異なる選手だ」とし、契約延長の必要性を指摘した。
「ソシエダは、遅かれ早かれ彼が他のクラブへと旅立つことや、金銭的権利を持つレアル・マドリーが再獲得を狙うことになると十分に理解している。そのため、契約条件を調整しなければならない」
「現時点では(移籍に関する)動きはない。久保の代理人は今夏、興味を持つ様々なクラブからの問い合わせに何度も対応することを強いられた。ナポリに加えてアル・ヒラル(サウジアラビア)から超高額オファーが届いていたが、これ以外にも多くの提案があったようだ」
「すでにソシエダは、レアル・マドリーが持つ権利(将来の移籍金50%の獲得&他クラブと取引成立後の優先拒否権)の買取について交渉を希望している。現状では、レアル・マドリーは今夏の獲得を望まなかった。だが、久保に関していかなる交渉もするつもりはないようだ」




