Real SociedadGetty Images

久保建英いないレアル・ソシエダ、低調プレーでラージョと0-0…さらにザハリャン&ル・ノルマンまで負傷と“野戦病院”化

27日のラ・リーガ第22節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのラージョ・バジェカーノ戦をスコアレスドローで終えた。なお日本代表MF久保建英はアジアカップ参加中のために不在となっている。

チャンピオンズリーグで決勝トーナメント1回戦、コパ・デル・レイで準決勝まで進出するなど、カップ戦では好調な成績を収めるソシエダ。あとは現在6位につけるラ・リーガで、チャンピオンズリー(CL)出場圏の4位まで近づいていきたいところだ。

ソシエダは久保や出場停止のミケル・メリーノを含めて、8選手がこの試合を欠場。イマノル監督は前節セルタ戦(1-0)で採用したシステム5-3-2を再び使い、アイエンが今季絶望の重傷を負い、ティアニーも負傷している左サイドバックには新加入ハビ・ガランをいきなり起用した。先発メンバーはGKレミーロ、DFアランブル、スベルディア、ル・ノルマン、パチェコ、ガラン、MFザハリャン、スビメンディ、トゥリエンテス、FWサディク、アンドレ・シウバ(オヤルサバルとブライス・メンデスはベンチスタート)。

前半、ソシエダはいつも通り後方からボールを保持して攻め込む意思を示すが、まだ慣れないシステムにまだ連係が確立されていない選手たちをを当てはめたこともあり、ラージョのハイプレスを攻略できない。加えて29分にはザハリャンが負傷でプレー続行不可能となり、イマノル監督は温存していたブライス・メンデスを起用している。

ほぼ攻撃が機能していないソシエダが前半に迎えた決定機は、わずか1回だった。46分、ブライス・メンデスとスビメンディが中盤で抜群のパスワークを見せて相手ゴールに近づくと、ペナルティーエリア手前からスビメンディがミドルシュート。しかし、枠を捉えていたこのボールはGKディミトリエフスキに片手で弾かれている。

後半になってもソシエダが攻めあぐねる状況は変わらず。イマノル監督は62分に一気に3枚選手を交代させ、アンドレ・シウバ、サディク、スベルディアを下げてオヤルサバル、ベッカー、ウルコ・ゴンサレスをピッチに立たせた。が、その後もプレーは大きくは上向かず。かてて加えて80分過ぎにはル・ノルマンまで負傷し、イマノル監督は交代カードをオラサガスティの投入で使い切っている。

終盤、ソシエダはラージョの攻勢も受け、結局0-0のまま試合終了のホイッスルを迎えた。ラ・リーガここ8試合を2勝5分け1敗で終えるなど、負けてはいないが勝ててもいない同チームは、勝ち点36で6位に位置。CL圏の4位アトレティコ(2試合未消化)との勝ち点差は5となっている。またカルロス・フェルナンデス、アイエン、バレネチェア、ティアニー、アリツに加えてザハリャンとル・ノルマンまで負傷し、トラオレと久保が代表で離脱中と、戦力的にも厳しい状況が続いている。

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