13日のラ・リーガ第34節、本拠地レアレ・アレナでのジローナ戦を2-2で引き分けたレアル・ソシエダ。MF久保建英は試合後、チャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得に向けて、痛いドローになったとの感想を述べた。
久保は開始2分にPKを奪取してFWミケル・オヤルサバルの先制点を導き、さらに24分にはクロスからMFダビド・シルバのゴールをアシスト。だがソシエダは37分、45分に失点して同点で試合を折り返し、迎えた後半は久保のシルバ＆FWカルロス・フェルナンデスへのアシスト未遂などありながら勝ち越し点を奪えず、結局勝ち点1を分け合っている。
ソシエダは3位レアル・マドリーと暫定で勝ち点6差、CL出場圏外5位ビジャレアルと暫定8差で4位に位置。残り4節ではバルセロナ、アルメリア、アトレティコ・マドリー、セビージャと手強い相手との対戦が続くことになり、CL出場権獲得という目標達成のために油断ならない状況だ。
試合後、スペイン『DAZN』とのフラッシュインタビューに応じた久保は、チームのドローという結果に悔しさを滲ませている。
「僕たちの目標は勝ち点3ずつ獲得していくことですが、今日はそうできませんでした。今は毎試合を赤丸で囲む日々ですが、結果を得ることができませんでしたね」
「30〜35分までは素晴らしいパフォーマンスを見せていたのに？ その後、チームに何が起こったのは分からないです。いきなり彼らの1点目が決まり、ハーフタイム直前に2点目も許して、後半にプレーの修正を施しましたが、少し遅かったですね」
久保は同点に追いつかれた理由として、チームの連係不足を挙げている。
「コミュニケーションが欠けていたのだと思います。前半の最後の10分間は、特に意思疎通がうまくいかなかったなと」
「僕たち前線は前に行って（プレスを仕掛けて）、でも後ろの方はあまり明確ではなくて、もっとちゃんと話をしなければいけなかったんです。前から行かないなら行かないようにするべきですし、2-0という大きなリードを失ってしまいました」