レアル・ソシエダに所属するMF久保建英が、日本人選手がラ・リーガに適応しづらい理由について自身の見解を述べている。
今季ラ・リーガで7得点を記録し、日本人の同リーグ最多得点記録を更新中の久保。バルセロナ下部組織出身で元レアル・マドリー所属の同選手は、日本人が活躍しづらいと言われているスペインの地で着実に歩を進めている。
久保はスペイン『DAZN』とのインタビューで、これまでにラ・リーガでプレーしてきた日本人選手がなぜうまく適応できず、結果をつかむのに苦労してきたか、その理由について自論を述べている。足りないのは技術というよりも、プレー強度や激しさを意味するインテンシティーであると考えているようだ。
「言語の問題など、色々ありますよね。日本人選手は、基本的に技術に優れています。でも、こことの最たる違いは、インテンシティーにあるんだと思っています」
久保はまた、今季加入したソシエダが自身にとって理想的なチームであることも再度強調した。
「ソシエダは試合の主役になることを求めるチームです。だから僕は快適にプレーできるんですよ」
「ここのグループにはうまく溶け込むことができました。チームは僕のことを信頼し、僕もまた仲間たちを信頼しています。その事実がピッチに反映されているんです」
「町への適応について? 昨季はマジョルカで過ごしましたから、ちょっと寒いですよね。でも、ここには落ち着いた、素晴らしい雰囲気があります。ビーチもとても綺麗ですし、食べ物はとにかく美味しいです。一つ不満があるとすれば、1週間、雨が降り続けたりすることですかね。それを抜かせば最高です」
今季レアル・ソシエダは、チャンピオンズリーグ出場権獲得を目指して戦っている。
「チームが今、成し遂げているようなことを考えながら加入したのは確かです。ソシエダは自分がなりたいような存在と同じ高みにいます」
「この素晴らしく偉大なクラブで、僕は自分のすべきことをすれば成功をつかめると思っていました。今現在は、そうできていると思っています」


