Takefusa KuboGetty Images

古巣ヘタフェ戦で先発の久保建英、ほぼボールに触れられず前半だけで交代…ソシエダは1-2で敗れる

11日のラ・リーガ第5節、レアル・ソシエダは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を1-2で落とした。MF久保建英は公式戦2試合連続の先発出場を果たしたものの、見せ場なくハーフタイムに交代となっている。

ミッドウィーク、オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドを下したソシエダ。“夢の劇場”でドリブル、そして精度の高いクロスから大きな存在感を放ち、1-0勝利を呼び寄せた久保はこの古巣との一戦でも先発を果たし、ベンチスタートとなったシルバの代わりに中盤ダイヤモンド4-4-2のトップ下を務めている。

ソシエダはキケ監督率いるヘタフェのインテンシティーあふれるプレーに苦戦。5バックを敷く彼らのプレッシングを前にいつものようにボールをつなげず、久保もこの日がラ・リーガ1部デビューの23歳アンカー、アルゴビアの徹底マークに苦しめられた。そして13分、ペナルティーエリア内でパチェコがマジョラルを倒したとして、プリード主審はVARのモニターで確認後ヘタフェのPKを指示。だがソシエダ守護神レミーロが、キッカーのマジョラルの放ったシュートを横っ飛びでセーブしている。

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窮地を脱したソシエダだがその後も苦しい展開は変わることなく、久保は同チーム加入後、おそらく最もボールに触れられない状況に陥る。かてて加えて38分には、サディクが負傷でプレー続行不可能となり、イマノル監督は代わりにアリ・チョーを投入した。その後もソシエダにとって悪い流れが続くと、ヘタフェが45+5分についに先制点獲得。ペナルティーエリア手前からのフリーキック、エースのエネス・ウナルが強烈なシュートを枠の左上隅に叩き込んでいる。

ハーフタイム、イマノル監督は久保、トゥリエンテスを下げてシルバ、ブライス・メンデスを投入。2シーズン前、ここコリセウムでヘタフェの1部残留を決めるゴールを決めた久保だが、今回は“夢の劇場”から一気に現実に引き戻された場所となってしまった(シュート数0本、パス本数は8本で4本失敗)。

後半、ヘタフェは前半の勢いを継続するように49分に追加点を決める。左サイド、エネス・ウナルが折り返したボールから、アレニャーがグラウンダーのシュートでネットを揺らした。しかしソシエダも反撃し、アリ・チョーのクロスからブライス・メンデスがヘディングシュートを決め切っている。

その後、ソシエダはシルバを中心としていつものようにボールを保持して攻め込む。が、決定機を生み出すまでには至らず、ヘタフェの速攻にも手を焼くことに。結局、ソシエダはB・メンデスに続くゴールを決めることができず、1点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを聞いている。これで今季ラ・リーガの成績は2勝1分2敗となった。

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