Takefusa KuboGetty Images

負傷者続出のレアル・ソシエダ、バジャドリーに敗れて3試合勝利なし…シュート7本&ボール奪取4回の久保建英は敗戦にもかかわらずMOMに輝く

レアル・ソシエダは5日にラ・リーガ第20節、本拠地レアレ・アレナでのバジャドリー戦に臨み、0-1で試合を落とした。MF久保建英は2試合連続で先発フル出場を果たしている。

勝ち点6差のレアル・マドリーがマジョルカに敗れたことで、2位の座も見えてきたレアル・ソシエダ。ただシルバ、ミケル・メリノら9選手が負傷離脱中、その好調ぶりとの引き換えなのか負傷者は増え続けている。イマノル監督は4-3-2-1のシステムを使用し、久保を1トップのスルロットの後方、2列目の右に位置させた。

前半、立ち上がりこそバジャドリーの攻勢を受けたソシエダだが、少しずつ主導権を握っていく。12分には久保がペナルティーエリア内に侵入して左足でシュートを放ったが、これは惜しくも枠の右へ。また19分には久保が自ら獲得したFKから直接ゴールを狙うも、ボールは壁に当たっている。

ソシエダが前半最大のチャンスを迎えたのは34分。マリンのスルーパスから最終ラインを抜け出したスルロットがシュートを放ったが、左ポストに直撃している。ソシエダはシルバ不在が響いてか、アタッキングサードでの崩しのアイデアが乏しく、スコアレスのまま前半を終えている。

後半、ソシエダが攻めあぐねる状況は変わらず、イマノル監督はブライス、オヤルサバルらを入れて打開を図る。そして60分過ぎには、久保が立て続けにチャンスを得た。

64分、久保がペナルティーアークから左足を一閃。強烈なスピードを伴う低空のボールがバジャドリーゴールへと向かったが、これはGKマシップがセーブ。日本人MFはその1分後にも同様にペナルティーアークから左足でシュートを打つも、さっきより少し高めのこのボールもバジャドリー守護神に阻まれている。

ソシエダと久保がゴールを決め切れずにいると、73分にバジャドリーがチャンスを物にした。右サイドのルイス・ペレスが送った柔らかなクロスから、ラリンがヘディングシュートでネットを揺らしている。ビハインドを負ったソシエダは終盤に猛攻を仕掛けたが、久保が右足で放ったシュートが枠を外れるなどして同点に追いつけぬまま終了のホイッスルを迎えている。

コパのバルセロナ戦(0-1)、前節レアル・マドリー戦(0-0)、そして今回のバジャドリー戦と、公式戦9連勝の後に3戦連続で勝利から見放されたソシエダは、2位レアル・マドリーとの勝ち点差を6から縮められず、前日にヘタフェと分けた4位アトレティコ・マドリーには4差とされてしまった。

なおソシエダが負けながらも、ラ・リーガはこの試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にチャンスメイク、ドリブル、シュート、さらには守備と有り余るほど存在感を発揮した久保を選出。久保のこの試合の数字は、シュート7本(枠内2本)、ボール奪取4回、最高速度32.1km、走行距離10.0kmだった。

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