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レアル・ソシエダ、話題のサディク弾で追いつきアトレティコと1-1ドロー…久保建英は加入後初のベンチスタートで71分から出場

3日に行われたラ・リーガ第4節、レアル・ソシエダ対アトレティコ・マドリーは1-1のドローに終わった。ソシエダ加入後、3試合連続で先発だったMF久保建英は初めてベンチスタートになり、71分から出場している。

ラ・リーガを代表する強豪アトレティコをアノエタに迎えたソシエダ。イマノル監督は久保をベンチに置き、再びレンタルで獲得したセルロートとアリ・チョーの2トップとして、トップ下にシルバを配している。

試合は早い段階でスコアが動いた。5分、アトレティコが先制。カラスコのクロスがポストに当たって、そのこぼれ球をモラタが押し込んだ。いきなりビハインドを負ったソシエダはいつも通りボールを保持して攻め込むものの、アトレティコのヴィツェルを中心とした堅守を前に苦戦する。また30分には速攻から再びモラタにネットを揺らされたが、これは直前のジョアン・フェリックスのハンドを取られてゴールと認められなかった。前半は0-1のまま終了する。

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ハーフタイム、イマノル監督はセルロートを下げて移籍市場最終日に獲得した“今季ラ・リーガの衝撃”サディクを投入。すると55分、そのサディクが同点ゴールを決めることに成功。シルバのスルーパスを受けたアリ・チョーがファーにボールを送ると、そこに位置していたナイジェリア代表FWが打点の高いヘディングシュートを決めている。サディクはアルメリア時代含め、これが今季3ゴール目。

シメオネ監督は63分にデ・ポールとの交代でグリーズマンを投入。アトレティコが買い取り義務を嫌うためにおそらく出場機会が制限されるフランス代表FWは、下部組織から過ごす古巣サポーターから喝采を浴びた。一方イマノル監督は71分に3枚交代カードを切り、シルバを下げて久保をピッチに立たせている。

久保は前を持ってボールを持てば存在感を発揮。76分には彼のスルーパスにサディクが抜け出し、ループシュートでネットを揺らしたが、これは明らかなオフサイドで勝ち越しはならなかった。対するアトレティコもJ・フェリックスのお膳立てからカラスコがフリーでシュートを放つも、こちらはGKレミーロの好守に阻まれている。

終盤はアトレティコがボールを保持して攻撃を仕掛け、ソシエダは守勢に回ることになる。それでも速攻からチャンスをうかがったソシエダは、90分には久保が蹴ったCKがそのまま枠へと向かうが、これは惜しくもゴールラインを割った。結局、試合は1-1から動くことなく、両チーム勝ち点1を分け合った。

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