Takefua KuboGetty Images

スタジアムに鳴り響く「クーボ!クーボ!」!先制アシストの久保建英、3戦連続MOMに輝く…ソシエダはドロー

18日のラ・リーガ第22節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのセルタ戦に1-1のドローで終了した。先発出場のMF久保建英は、今季公式戦7アシスト目を記録している。

公式戦3試合で勝利から遠かった後、ラ・リーガ前節エスパニョール戦で久保のゴール含め3-2の勝利を飾ったソシエダ。シルバは依然として不在ながらもイジャラメンディ、オヤルサバル、ミケル・メリーノらが復調の気配を感じさせ、そして久保は攻撃面でチームを引っ張り続けた。

この試合の5分に決まった先制点は、そのエスパニョール戦の延長線上にあるものだった。得点者はオヤルサバル、アシストは久保でる。

ピッチ中央付近、ブライス・メンデスのプレスによって精度が狂ったフラン・ベルトランのパスをセンターサークルの久保がインターセプト。久保は焦って前に立ち塞がったF・ベルトランをあっさりかわし、ドリブルで少し前進してから左斜めを走るオヤルサバルにスルーパスを出した。ペナルティーエリア内左に走り込みボールに追いついたオヤルサバルは、左足ダイレクトでシュートを放ち、ニアサイドを破っている。久保はこれが今季公式戦4得点7アシスト目(ラ・リーガでは4得点5アシスト目)。

その後も4-3-3の右ウィングでプレーする久保は、ソシエダの速攻の起点に。何かを起こしそう雰囲気を漂わせ続けた。ただセルタもカルラス・ペレス、ハビ・ガラン(相対する久保と何度もやり合っていた)を起点にソシエダゴールに襲いかかり、24分にはラルセンがヘディングシュートを放ってGKレミーロの好セーブを引き出している。

1点差のまま後半を迎えたソシエダは、イアゴ・アスパスにポスト直撃のヘディングシュートを放たれるなど、セルタの攻撃に肝を冷やす場面も。だが久保もいることで、加点するチャンスにも事欠かない。65分、ペナルティーエリア手前右の久保が、再びオヤルサバルに絶妙なスルーパスを送ったが、背番号10のシュートは今度はGKイバン・ビジャールに止められた。また69分にはエリア内右の久保が自ら左足でシュートを放ったものの、これもセルタGKに止められている。

ソシエダは75分、審判に暴言を吐いたとみられるセルタのタピアが2枚目のイエローカードで退場となり、数的にも優位に立つ。その2分後には久保がペナルティーエリア内右で、今度はフリーでボールを受けたものの、セルタDF陣を引きつけてから打ったシュートは枠の右へと外れた。結果論ではあるが、フリーとなっていた横のチームメートたちにボールを譲った方が良かったかもしれない。

ソシエダのイマノル監督は83分に2枚の交代カードを切り、久保もピッチから下げる。ベンチへと向かう日本人MFに対して、レアレ・アレナの観客は大喝采と「クーボ! クーボ!」とのコールを送っている。ソシエダはそのままリードを維持したかったが、93分にセルタのCKの流れからル・ノルマンのオウンゴールを誘発されてスコアは1-1に。結局、連勝はならずセルタと勝ち点1を分け合った。

なお久保は、3試合連続でラ・リーガからMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出されている。

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