Takefusa KuboGetty Images

マジョルカ、残留争い直接のライバル・エルチェに完敗…ハーフタイムから出場の久保建英はイ・ガンインとの日韓コンビで存在感

マジョルカは16日にラ・リーガ第32節、敵地マルティネス・バレーロでのエルチェ戦に臨み、0-3の敗戦を喫した。MF久保建英は4試合連続のベンチスタートで、ハーフタイムから起用されている。

前節アトレティコ・マドリー戦で2試合目にして初勝利を飾って、降格圏から脱したアギーレ・マジョルカ。メキシコ人指揮官はこの試合でも継続して3/5バックを採用し、インテンシティーあふれる守備を特徴とするフットボールを展開した。が、エルチェの攻撃の圧力は強く、また36分にジャウメ・コスタが負傷するなど苦しい戦いを強いられる。

そして42分、エルチェが先制点を獲得。ペナルティーエリア内でマジョルカのクリアミスを拾ったフィデルの横パスから、モヒカがネットを揺らした。

1点ビハインドで試合を折り返したアギーレ監督は、ハーフタイムに交代カードを2枚切り、ダニ・ロドリゲス&マフェオとの交代で久保&イ・ガンインを同時投入。システムを4バックとして、一気に攻撃的フットボールにシフトした。

マジョルカは常に近くに位置する久保とイ・ガンインの日韓コンビネーションからエルチェを攻め立てる。55分には久保がアマトとのワン・ツーからシュートまで持ち込んだものの、これは枠を外れた。確実にゴールに近づいていたマジョルカだったが、近づいたチームが点を取るわけではないのがフットボールだ……。58分、エルチェはセットプレーからビガスが追加点を記録。マジョルカに2点差をつけている。


焦るマジョルカは68分、久保のお膳立てからムリキがGKバディアと1対1の場面を迎えるも、シュートに持ち込むのが遅くエルチェDFにクリアされてしまう。そして81分には、エルチェが最前線テテ・モレンテに対するロングボールから決定機を手にして、急いで戻ってきたイ・ガンインのオウンゴールを誘発。マジョルカが3点ビハインドを負った。

かなり厳しくなったマジョルカは、久保が積極的にシュートを放つなど最後まであきらめることなくゴールを狙ったが、結局無得点のまま試合終了のホイッスルを聞くことになった。2試合ぶり敗戦の17位マジョルカは、勝ち点を29から伸ばせず、バルセロナと対戦する18位カディス(勝ち点28)に順位を抜かれて降格圏に落ちる可能性がある。4試合ぶり勝利のエルチェは、勝ち点を35として暫定で13位に浮上した。

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