古巣レアル・マドリー相手にゴールを奪った日本代表MF久保建英について、スペインメディアで称賛が相次いでいる。
2日に行われたラ・リーガ第33節で、レアル・マドリーとホームで対戦したレアル・ソシエダ。古巣との一戦で先発した久保は47分、相手のパスが乱れたところをそのまま押し込み、今季8ゴール目を奪った。チームもその後追加点を奪い、2-0で強豪相手に金星をあげた。
古巣との大一番で貴重な先制点を奪い、勝利に大きく貢献した久保。現地メディアでは称賛の声が相次いでいるが、スペイン大手紙『as』も「久保はこのラ・レアルのハングリー精神を体現している」とし、特集を組んで賛辞を送っている。
「ソシエダの試合へのチャレンジはメリットが大きかった。この賭けには多くのものがかかっていたが、言うのと実行するのは別物だ。チームに重圧がかかるのはこれが初めてではなく、チャンピオンズリーグ(CL)再挑戦という夢が近づく中で重くのしかかっている。だが、アグレッシブで激しく、気概とキャラクターを示し、この試合で様々なものを手に入れたことを証明している」
「そしてそれを最も体現しているのが、久保建英だ。この日本代表は野心を持ち、CLに対するハングリー精神は、レアル・ソシエダのそれである。ボールを要求し、挑戦し、ボールの有無にかかわらず努力し、飢えたライオンのようにプレスをかける。これがゴールにつながった。試合に関与し、疲れ果てるまでプレスをかけ、最後まで信じ、絶対に諦めない。これが久保だ。これがラ・レアルだ。最高のタイミングで最高のショーを見せる」
また、同じく先発した37歳のダビド・シルバについても「もはやスキャンダルだ。あのレベルでのプレーは喜ぶべきものであり、再びCLを旅するため、最高のタイミングで最高の舵を取る」と絶賛している。
これで直近4試合で3勝1分け無敗としたソシエダは、勝ち点を61まで伸ばすことに成功。1試合消化の少ない5位ビジャレアルとの差を「8」まで広げている。




