MOMに輝く活躍を見せたレアル・ソシエダの久保建英が、試合を振り返った。
24日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループD第3節が行われ、レアル・ソシエダは敵地でベンフィカと対戦。試合はブライス・メンデスのCL3試合連続となるゴールでレアル・ソシエダが1-0で勝利している。
先発出場を果たして75分までプレーし、鮮烈なプレーを見せ続けた久保。日本代表MFは得点に関わらなかったにもかかわらず、この試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝いてトロフィーを受け取っている。
同選手の活躍に対して『noticias de Gipuzkoa』は9点という高評価を付け「日本人の信じられないプレー」と切り出して、絶賛を並べていた。
スペイン『モビスタール・プルス』でのフラッシュインタビューに応じた久保は、MOMのトロフィーを持ちながら「レアル・ソシエダのサポーターが誇らしいです。彼らウォームアップから応援してくれていました。僕たちは良い試合を演じましたし、皆でこの勝利をつかみました」と試合を振り返っている。
ソシエダが終始優勢だったと言われ、力強く「シー(イエス)」と返答。
「シー、シー!僕たちは最高でしたよ。テレビの前で見ていたサポーターもここまで来てくれたサポーターも誇らしく思ってくれたんじゃないでしょうか。僕たちはすべてで上回っていました」
決勝点となったブライス・メンデスのゴールについては「サイドからのクロス攻撃がうまく機能しています」とチーム戦術が良かったことを明かし「あとはクロスをしっかりアジャストするだけでした。ブライスはゴラッソを決めましたね」と続けている。
久保は圧巻のプレーを見せる中、自身もクロスバー直撃となるシュートがあったが、惜しくもゴールは決められず。「ゴールが決まっていれば僕が王様でしたけどね」と久保らしい本音も吐露。大胆なコメントには『モビスタール・プルス』の出演者たちやスペインメディアにも笑みをもたらしていた。
ただ、「まあ、しょうがないです。すべてうまくいったわけではありませんでした」と、満足はしていないようだ。
ソシエダは勝ち点を7として、インテルを得失点差で上回りCLグループDの首位に位置。次節は本拠地アノエタでのベンフィカ戦へ向かう。久保もグループ突破への意気込みを口にしている。
「ここで満足してはいけません。ホームでも今日と同じようなレベルのプレーを見せる必要があります。僕たちは突破を決めないといけないんです」


