Wataru Endo Liverpool 2023-24Getty Images

「ワタルを手放したくはなかったが…」シュトゥットガルトSDが元主将・遠藤航のリヴァプール移籍を振り返る

シュトゥットガルトのスポーティングディレクターを務めるファビアン・ヴォルゲムート氏は、今夏の遠藤航のリヴァプール移籍を振り返った。

今夏の移籍市場で中盤の刷新を敢行するリヴァプールは当初、モイセス・カイセドとロメオ・ラヴィアの獲得を目指す。しかし、両選手ともにチェルシー行きを選択し、獲得に失敗した。その後、急遽ターゲットに挙がったのが遠藤。第一報から48時間以内に交渉がまとまり、総額2500万ユーロ(約39億円)とされる移籍金での移籍が決まった。

シュトゥットガルトにとってブンデスリーガ開幕を数日後に控える中でのチームキャプテンを務める遠藤の退団は大きな痛手だったが、同選手の希望に沿った形で取引は素早くまとまって移籍が実現した。クラブのスポーティングディレクターを務めるヴォルゲムート氏はドイツ『ビルト』でこの移籍を振り返った。

「ワタルは私たちが手放したくはなかった選手だ。正直、彼に興味を持っているクラブとして私たちはリヴァプールをリストに挙げていなかった。私たちは、実際にオファーが届く数時間前に選手の代理人からリヴァプールからの興味について伝えられた」

「ワタルは契約延長に向けた私たちからのオファーに関係なく、このステップを踏み出すことを強く望んでいた。実際にオファーも届いていたから、私たちには(リヴァプールのスポーティングディレクター)ヨルク・シュマトケと私たちの金銭面の要求に関して合意する以外の選択はなかった。最終的に、私たちは比較的早くに交渉をまとめることになった」

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