スポルティングCPのヴィクトル・ギェケレシュがクラブ会長の発言に対して不満を持っているようだ。ポルトガル『Record』が伝えた。
今夏の移籍市場で最もその去就に注目を集めるストライカーの1人がギェケレシュ。2023年に加入したスポルティングで得点を量産する同選手は、今シーズンも公式戦52試合54得点を記録してリガ・ポルトガル連覇に大きく貢献した。
この活躍を受け、ギェケレシュに対しては今夏の移籍市場でビッグクラブからの関心が届く。元スポルティングのルベン・アモリム監督率いるマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルが特に強い関心を寄せると考えられている。しかし、クラブは低い移籍金のオファーを拒んでいることもわかっており、将来が不透明な状況が続く。
スポルティングのフェデリコ・ヴァランダス会長は『O Jogo』で「スポルティングはとても落ち着いている。彼を売る必要はないが選手たちの夢を理解している。私たちは契約解除金を求めてはいない。彼がここから離れる強い可能性があると思う。しかし、6000万ユーロ+ボーナス1000万ユーロで彼を売却しないことを選手、代理人は知っているはずだ」などとクラブのスタンスを説明した。
『Record』によると、この発言を受け、ギェケレシュはヴァランダス会長に対してプレシーズンまでにスポルティングに帰還して再びプレーする意思がないことを通達した模様。さらに、昨夏に結んだ契約解除金1億ユーロ(約170億円)ではなく、移籍金6000万ユーロ(約102億円)+ボーナス1000万ユーロ(約17億円)で移籍を認めるという“紳士協定”が守られないことに不満を抱いているようだ。


