スペイン代表MFペドリが、同国のワールドカップ(W杯)優勝の思い出を振り返った。
カタールW杯に臨むスペイン代表メンバーに選出された若干19歳の天才MFペドリ。今大会で同選手とチームが再現を狙うのは、もちろん南アフリカW杯で初めて成し遂げた優勝である。
スペイン『マルカ』とのインタビューで、W杯の最初に思い出について問われたペドリは、南アフリカW杯決勝オランダ戦で、自身のアイドルであるMFアンドレス・イニエスタが決勝ゴールを決めた瞬間を挙げている。
「最初の思い出は優勝だ。誰もが、あのアンドレスのゴールを覚えている。また、ああした瞬間を生み出せたらいいんだけどね」
「あのとき、僕は家族とテネリフェのホテルにいた。アンドレスがゴールを決めたときはすごかったよ。全員が跳び上がって、感動で泣いていたんだ。もう一度、あんな喜びをファンに与えられることを願っている」
「当時の年齢? 8歳だったね。選手になることは夢見ていたけど、本当に実現できるなんて想像もしていなかった。いつの日かそうしたチャンスがやって来るんじゃないかって努力していたけど、幸運にも今はこうした場所にいられる。夢が現実になったんだ」
バルセロナの8番は、同クラブで同じ番号をつけて巨大な足跡を残したイニエスタと比較され続けているが、そのことについてはどう感じているのだろうか。
「フットボールの世界では常に比較というものが行われている。新しい選手が出て来る度に、誰かを比較するんだよ。だけど、僕は自分のキャリアを歩んでいかなきゃならない。イニエスタは信じられないような選手で、いろんな部分に注目してきた。でも、僕はペドリにならなくてはいけないんだ」
「イニエスタとは話したことがあるか? あるよ。個人的な形で知り合ったことはないけど、インスタグラムで何度か話させてもらったよ。僕が負傷したときには落ち着きを保って、しっかり回復するよう願ってくれた」
「イニエスタからもらったアドバイス? 自分自身のことに集中して、比較しようと試みるほかの人に耳を貸しすぎないよう言われたよ。人々はときに、難しい状況に選手を追いやってしまう。落ち着きを保って、フットボールを楽しまないとね」
