SpainGetty Images

W杯で日本と同組のスペイン、FIFAランク84位ヨルダンに3-1勝利…A・ファティ、ガビ、N・ウィリアムズが得点

カタール・ワールドカップ(W杯)を控えるスペインは17日にヨルダンとの親善試合に臨み、3-1の勝利を飾った。

W杯で日本、ドイツ、コスタリカと同組のスペイン。大会前の最終調整となるこの一戦で、ルイス・エンリケ監督はGKロベルト・サンチェス、DFカルバハル、エリック・ガルシア、パウ・トーレス、ラポルテ、MFガビ、コケ、ソレール、FWサラビア、アセンシオ、アンス・ファティをスタメンとして、4-3-3のシステムを使用している。

FIFAランク7位スペインはそのアイデンティティーであるポゼッションフットボールを立ち上がりから披露し、84位ヨルダンを圧倒。最終ラインのP・トーレス、コケを中心にゲームを組み立て、ヨルダン陣地でフィニッシュフェーズを迎える隙を虎視眈々と狙った。そしてゴールを決めたのは、キックオフから13分後のこと。決めたのは、これがじつに802日ぶりのスタメン出場となったアンス・ファティだった。

最終ライン、エリック・ガルシアの縦パスを後方に下がってきたサラビアがワンタッチで前に送り、ライン間で前を向きながらボールを受けたアセンシオがペナルティーエリア内左に縦パス。パスをトラップしたA・ファティは、落ち着き払った右足のシュートでネットを揺らしている。

先制したスペインはその後もボールを保持しながら追加点を狙った。が、流麗な連係を見せるA・ファティにアセンシオ(偽9番の役割でチャンスメイクでも存在感を示す)、さらにはサラビア、ソレールはチャンスを物にすることができず、結局1点リードのまま試合を折り返している。なお前半のスペインのポゼッション率は79.2%だった。

ハーフタイム、L・エンリケ監督はロベルト・サンチェス、カルバハルとの交代でラジャ、アスピリクエタを投入。迎えた後半、スペインは56分に追加点を決めた。ペナルティーエリア内右、サラビアの打ち損ねたシュートがヨルダンDFに当たり、中央でこれを拾ったガビが右足のグラウンダーのシュートを枠内に沈めている。

L・エンリケ監督は2点目の直後、ラポルテ、コケ、サラビア、ガビを下げてダニ・オルモ、ジェレミ・ピノ、フェラン・トーレスをピッチに立たせる。その後もピッチを横幅一杯に使いながらボールを回すスペインは64分、A・ファティのお膳立てからアセンシオに代わり1トップとなったF・トーレスがフィニッシュに持ち込むものの、これはサイドネットを揺らすのみ。

72分、L・エンリケ監督はさらに交代カードを切り、終始存在感を示し続けてきたA・ファティ、またE・ガルシアをニコ・ウィリアムズ、ロドリと交代。ロドリはアンカーではなく、E・ガルシアに代わりセンターバックを務めた。そして84分、スペインはジェレミ・ピノのスルーパスからN・ウィリアムズがチーム3点目を記録。後半ATに気の緩みからかヨルダンに1点を返されたものの、ポゼッション常時70%超えの2点差の勝利でW杯前最後の試合を終えている。

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