スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、“黄金期”のチームとの比較について言及した。
EURO2024で大会屈指の“死の組”グループBに入ったスペイン。しかし開幕戦でクロアチアに3-0で快勝を収めると、前回王者イタリア戦でも終始内容で圧倒しながら1-0と白星を飾り、連勝で首位に立った。すでに決勝トーナメント進出を決めた中、24日に最終節でアルバニアと対戦する。
そんな好調のスペインについて、一部サポーターの間ではEURO連覇や2010年ワールドカップを制した“黄金期”のチームを比較する声も。有力メディア『The Athletic』のダーモット・コリガン記者も、イタリア戦の内容について「EURO2012決勝以来、最高のパフォーマンスだった」と絶賛していた。
そうした声が上がる中、デ・ラ・フエンテ監督は「若い選手に感情をコントロールするようにアドバイスするのと同じように、冷静に彼らと接しているよ」としつつ、以下のように続けている。
「これまでのところ良い仕事ができているという実感があるよ。成長戦略はあるし、それが順調に進んでいると思う。試合のあらゆる瞬間に何が必要か、それを読み取れる競争力あるチームを望んでいたんだ」
「それでも、2008年のスペイン代表レベルに匹敵するにはまだまだ長い道のりがあるよ」
また同指揮官は、「まだ多くのチームは本当の姿を見せていない。すぐに素晴らしいレベルに到達したチームもあれば、まだフルパワーを発揮していないチームもある。ミスが許されないベスト16から、それが明らかになると思うよ」とし、警戒を強めている。

