Luis EnriqueGetty Images

ルイス・エンリケ、セスクの現代フットボール論に…「スペインはフィジカルより才能。そうでなければペドリは1秒たりともプレーしていない」

スペイン代表のルイス・エンリケ監督が、セスク・ファブレガスの現代フットボールに対する不満について言及している。

セスクはスペイン『マルカ』とのインタビューで、現代フットボールについて「科学、数字、フィジカルがベースとなった」 「足の速い選手と少し遅くて才能のある選手なら前者が起用される」 「試合で起こることが見え透いてる。ほとんどのチームが単調だ」といった否定的な自論を口にしていた。

29日の親善試合アイスランド戦を前に会見に臨んだL・エンリケ監督は、そうしたセスクの発言について見解を求められ、次のように返答している。

「それは彼が行った分析ということだ。どういったチームがそうなのか言ってもらいたいところだが、いずれにしても私たちはそうではない。選手たちはアスリートだが、才能を持っているアスリートだ。ここでは年齢もフィジカルも重要ではないんだよ。そうした考えのもとでは、ペドリは1秒だってプレーしていないし、ウォームアップさえできないだろう」

「私たちが求めるのは才能だ。才能にフィジカルや練習がついてくる。しかし、何よりも才能なんだよ」

L・エンリケ監督はまた、ペドリ(この会見で同席)のことをいつ知ったのかとの問いについて、こう返した。

「指導者が持っているアプリケーションのおかげで、ラス・パルマスでプレーする彼を見つけることができた。その頃から彼は何か特別だった」

「彼が改善すべきところ? すべてだ。すべてを向上させられる。彼みたいなメンタリティーを持つ選手は、あらゆる部分をさらに磨くことができるし、成長できる環境をつくってやることが大切だ。ミスを犯しても、それを受け入れて、そこから学ばなければならない」

最後に、スポルティング・ヒホン、レアル・マドリー、バルセロナでプレーした選手時代の自分が、現在の代表チームでプレーできるかどうかを質問されると、真っ向から否定している。

「ノーだ。あの時代の映像を見たが、あれ以上ノロマなことはないだろう。自分はアップダウンをこなせる選手と思っていたが、試合を見ると『おいおい、俺はずっと止まっているぞ』といった感じだ。代表チームに入ることはないし、ラ・リーガ1部でのプレーだけでとんでもないことだろう」

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0