スペインフットボール連盟(RFEF)は9日、ビジャレアルFWジェレミ・ピノの負傷を受けて、ブライトンFWアンス・ファティ、グラナダFWブライアン・サラゴサを代替招集したことを発表した。
ジェレミ・ピノは8日のラ・リーガ第9節ラス・パルマス戦(ビジャレアルは1-2敗戦)で足首を負傷。これを受けたスペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、今季バルセロナからのレンタルによってブライトンでプレーしているアンス・ファティ、そしてラ・リーガ1部昇格のグラナダで衝撃的な活躍を披露しているブライアン・サラゴサを代わりに招集している。
現在22歳のブライアン・サラゴサはスペイン代表初招集。グラナダ下部組織出身の同選手は164センチと小柄ながら、細かいステップのドリブルと爆発的なスピードを武器にラ・リーガ1部で強烈な印象を与え続けている。8日のラ・リーガ第9節バルセロナ戦(2-2)ではグラナダの全得点を記録。とりわけ2点目はDFジュール・クンデをそのドリブルと深い切り返しで翻弄し、右足アウトサイドのシュートでネットを揺らした正真正銘のゴラッソだった。
後半終了間際には右ポスト直撃のシュートを放ち、ハットトリックの可能性もあったブライアン・サラゴサに対し、グラナダのサポーターは「ブライアンを代表に!」とのチャントを浴びせていたが、その試合が行われた深夜に願いが叶うことになった。
なおスペイン代表は今回のインターナショナルウィークで、EURO2024予選スコットランド戦(12日、ホーム)、ノルウェー戦(15日、アウェー)に臨む。




