現地時間10日、イングランド・プレミアリーグは第36節が行われ、菅原由勢の所属するサウサンプトンはホームのセントメリーズ・スタジアムにマンチェスター・シティを迎えた。
すでに最下位での降格が確定しているサウサンプトンにおいて、3試合連続で出場機会のない菅原はこの日もベンチからのスタート。一方、激しいチャンピオンズリーグ出場権争いを繰り広げているシティはハーランドをトップに置き、デ・ブライネ、フォーデン、マカティーを2列目に起用した。
立ち上がりから圧倒的にシティペースで試合が進み、サウサンプトンはゴール前を固めてひたすら耐える展開に。いつ決壊してもおかしくない状況の中、シティも最後のところでセインツ守備陣を崩しきれず、1点が遠い。
ボールポゼッションでは73%と圧倒したシティだが、前半の枠内シュート数はわずかに1本、ゴール期待値0.18という非常に低い数字に。ほぼワンサイドゲームだったとはいえ、無得点で試合を折り返したシティは後半、マカティーに代えて突破力のあるドクを投入する。
するとシティは明確にドクのいる左サイドを中心に攻めるようになる。64分、ペナルティーエリア左で仕掛けたドクの折り返しをベルナルド・シルバが左足で狙うも、これはゴールのカバーに入っていたアリボがギリギリのところでクリアした。
71分にはデ・ブライネの右CKをアカンジが頭で叩きつけるが、これはGKラムズデールが横っ飛びではじき出す。攻勢を強めるシティだが、サウサンプトンも高い集中力を保ち、体を張った粘り強い守備で耐えていく。
さらに76分、デ・ブライネのパスを受けてエリア内左に侵入したハーランドが切り返しからラストパスを選択。ゴール前に走り込んだオライリーが押し込むだけの状況だったが、タイミングが合わずボールは逆サイドへと流れてしまった。
アディショナルタイムが7分と表示された90分には、投入されたばかりのマーモウシュのシュートがクロスバーを直撃。その後もあの手この手を使ってセインツゴールをこじ開けようと試みるシティだが、最後までGKラムズデールの牙城を崩すことは叶わず。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。
■試合結果
サウサンプトン 0-0 マンチェスター・C




