現地時間22日、イングランド・プレミアリーグは第26節が行われ、三笘薫の所属するブライトンは敵地セントメリーズ・スタジアムで菅原由勢の所属するサウサンプトンと対戦した。
直近の公式戦7試合で4ゴール1アシストと好調の三笘は、この日も左サイドで先発出場。一方の菅原は3試合連続となるベンチスタートとなった。
公式戦2連勝中のブライトンに対し、公式戦2連敗中のサウサンプトンは12分、ベドナレクが負傷交代。ベラ=コチャップが投入される。
思わぬ形でカードを切ることとなってしまったサウサンプトンを尻目に、攻勢のブライトンが次々にサウサンプトンゴールへと襲い掛かる。19分、右クロスにファーポストの三笘が飛び込むも、右足アウトで合わせたボールはゴール右へとわずかに外れた。
迎えた23分、前線のルーズボールをジョアン・ペドロが触り、受けたラッターがDFに囲まれながらも粘ると、こぼれ球に反応したジョアン・ペドロが抜け出す。GKラムズデールとの1対1を制し、攻勢のブライトンが先制した。
先制を許したサウサンプトンは反撃に出たいものの、前線でボールが収まらず、ブライトンの守護神フェルブルッヘンを脅かす攻撃ができない。
ブライトンが1点をリードしたまま迎えた後半、ウェリントンに代えて菅原を投入したサウサンプトンが反撃に出る。49分、スルーパスに抜け出したアーチャーがGKフェルブルッヘンを破りネットを揺らす。しかし、これはオフサイドによりノーゴールとなった。
ややサウサンプトンの勢いに押される時間帯が続いたブライトンだったが、迎えた56分、ロングパスを前線のミンテがダイレクトで落とす。これはラッターの手前でアリボに体を入れられるが、ラッターがファールギリギリで奪い返すと、エリア内右に抜けたミンテからのリターンをゴール前のラッターが押し込み、ブライトンが大きな追加点を挙げた。
こうなると苦しいサウサンプトン。68分には、三笘とのワンツーから入ったばかりのディエゴ・ゴメスが中央を突破しスルーパス。受けたミンテが鋭い切り返しで並走するDFとGKラムズデールをかわすが、無人のゴールに流し込むところで無駄なタッチをしてしまい、ラムズデールがかろうじて触ってピンチをしのいだ。
絶好機を逸したブライトンだが、絶好調の男がまた魅せる。71分、最前線でボールを受けたJ・ペドロがダイレクトで落とすと、3人目の動きで受けた三笘がスピードに乗ったままファーストタッチで一気に抜け出す。そのままGKラムズデールとの1対1に持ち込んでふわりとしたループシュートを沈め、ブライトンが試合を決定付ける3点目を挙げた。
好調ぶりを遺憾なく発揮した三笘は79分、アディングラとの交代でお役御免。82分には左CKからヒンシュルウッドが決めて4-0としたブライトンがリーグ戦2連勝、公式戦3連勝を飾った。
■試合結果
サウサンプトン 0-4 ブライトン
■得点者
ブライトン:J・ペドロ(23分)、ラッター(56分)、三笘(71分)、ヒンシュルウッド(82分)




