ImanolGetty Images

開幕6試合4敗はイマノル体制最悪のスタート…ソシエダ番記者が懸念する「厳しい現実」とは?

今季開幕から苦しむレアル・ソシエダについて、『as』の番記者が分析している。

イマノル・アルグアシル監督体制6シーズン目を迎えたソシエダ。しかし開幕から低調な戦いが続いており、開幕6試合で早くも4敗(1勝1分け)を喫している。勝ち点4で順位も16位に沈んでいる状況だが、来週にはヨーロッパリーグの戦いもスタートするなど、難しい過密日程に直面することになる。

そんな中で『as』のソシエダ番記者ロベルト・ラマホ氏は、今季はイマノル監督体制でのワーストスタートになっていることを指摘。「ソシエダは行き詰まっており、今季のスタートは恐ろしいものだ」とし、以下のように続けた。

「イマノルがチームを引き継ぎ困難な状況を救ったシーズンも忘れてはならないし、チャンピオンズリーグに復帰したシーズンも忘れてはならない。彼が率いるソシエダは、いかなるシーズンも好調な滑り出しを見せ、常にヨーロッパ大会出場圏内やそれに近い位置につけていた。イマノルのソシエダは、一度も奈落を覗いたことがなかった。だが今季、彼らは降格圏でヨーロッパの大会に挑むかもしれない。これが厳しい現実だ」

またラマホ記者は、ロビン・ル・ノルマンとミケル・メリーノの2人の主力が退団したこと、移籍市場終盤に新加入選手が到着したことも影響していると指摘。そして「まだプレシーズンの途中のようだ」とし、スタッツ面でも厳しい状況を伝えている。

「プレー面での感覚が、レアル・マドリーとの素晴らしい試合を除いてまったく良くない。彼らのゴール期待値(xG)は1試合あたり0.50にも達しておらず、チャンスメイクに苦しんでいる。実際、6試合でたった3ゴールだ。それに加えて7失点を喫しており、非常に心配な状況である。確かに4失点はPKによるものだが、それは彼らが各エリアでナーバスになっている兆候でもある」

その上で、「唯一頼れるのは、イマノルはシーズン中盤の困難な時期をいつも乗り越えてきたこと(序盤は一度もなかったが)、チームが日を追うごとに前進するということだ。昨季に活躍した選手はまだ在籍しているし、新加入5選手はそれぞれ実績を持ち、希望も感じさせている」と期待しつつも、「だが、最初からこうした状況に置かれることを想定していなかったチームでは、不安や緊張、落ち着きの無さが露呈し、これは決して助けに放ってくれない」と苦しいチーム状況を分析している。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0