アトレティコ・マドリーは5日にチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグ、アウェーでのマンチェスター・シティ戦に臨む。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、対極のプレースタイルとも指摘されるシティの好ましい特徴として、ボールを奪いためのインテンシティーを挙げている。
「シティみたいな良いプレーを見せるチームにおいて、私が好きなところはボールを奪うための努力だ。彼らのプレーを見るのは面白い。継続的に進化を果たしているし、スターリングやデ・ブライネはいつだって活発で、どんなボール争いでも負けたと思い込むことがない。それはすべての監督が望むことだ」
この対戦において、両チームで最も注目されている人物が自身とジョゼップ・グアルディオラ監督かと問われると、こう返した。
「ノーだ。両チームともとても素晴らしい、完璧な陣容を擁している。これは選手たちによる試合なんだ。もちろん、私たちはベンチから助けようと試みるのだがね。私はマンチェスター・シティとの試合を心待ちにしている」
「マンチェスター・ユナイテッド戦の経験を明日に生かすことができるか? ユナイテッドのプレーの質はまた異なり、より早く、よりダイレクトだった。シティはよりポジショナルで、私たちは3週間前に実現した良質なプレーをより改善しなくてはならない」
「シティとバイエルンがCL優勝の本命で、シティの方にプレッシャーがかかっている? プレッシャーは全チームにある。プレッシャーという言葉が適当かは知らないがね。シティは並外れた選手たちを、間違いなく私たちより優れた選手たちを擁している。しかし、この対戦は2試合をかけて行われるんだ」
「シティとバイエルンの方が上だとしても、昨季優勝したのはチェルシーだっただろう? それは予想されていないことだったが、彼らは成長して、強くなっていったんだ」
シメオネ監督はまた、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューにおいて、自身とグアルディオラ監督の違いについても言及。グアルディオラ監督がバルセロナのトップチームで指導者としてのキャリアを本格化させたとき、才能あふれる選手たちに恵まれていたことを強調している。
「これまでに自分が指導してきたチームは、若きチャビ、ブスケツ、ピケ、イニエスタ、メッシのような選手を絶対に持ち得なかった。グアルディオラは素晴らしい才能の持ち主というだけでなく、いつだって並外れた選手たちに囲まれる運を持っていたんだ」




