ホルシュタイン・キールの日本代表FW町野修斗がボルシア・メンヒェングラットバッハに渡る可能性は依然として高いという。ドイツ紙『ビルト』が報じている。
現在25歳の町野は2023年夏に当時ブンデスリーガ2部に所属していたキールに加入。チームは今季史上初めて1部でのシーズンを戦ったものの、わずか1年での降格が決定した。しかし、町野はリーグ戦で11ゴール3アシストを記録し、国内外の複数クラブから関心を寄せられ、来季も1部でプレーする可能性が高いと見られている。
中でも、ボルシアMGは移籍先の有力候補とされており、すでに具体的な動きも報じられた。『ビルト』の番記者は、同クラブが関心を示している9人のうち、町野が獲得に至る可能性が最も高く、65%と予想。次のように分析している。
「攻撃のオールラウンダーは、4月26日の屈辱的な3-4の敗戦で2ゴールを決め、ボルシアMGに大きな打撃を与えた。マネージャーのローランド・ヴィルクスは、前線のあらゆるポジションをこなせるこの日本人選手の獲得を強く望んでいる。移籍金は350万ユーロと非常に低く、ヴィルクスが長くためらわなければ、“超お買い得”となるだろう」
同紙はまた、出場機会を失っているフライブルクのFWミヒャエル・グレゴリッチや、ブレーメンからの退団が噂されるFWマーヴィン・ドゥクシュについてもボルシアMG加入の可能性も取り上げ、それぞれ45%、15%と見ている。
なお、記事では町野に関心を示したとされる他クラブには触れられていない。以前にはマインツやフライブルク、最近ではウニオン・ベルリンのほか、プレミアリーグのブレントフォードやウルヴァーハンプトンも獲得に乗り出していると報じられている。もしこれらの報道が事実であれば、移籍金が350万ユーロ(約5億7000万円)程度でキールとの合意に至るかには、疑問が残るところだ。




