明治安田J1リーグは1日に第19節が行われ、湘南ベルマーレとファジアーノ岡山が対戦した。
直近5試合で4敗(1勝)と調子を落として16位まで順位を下げた湘南と、第11節以降はわずか1勝で13位に転落した岡山。上位進出のためキッカケとなる勝利がほしい両チームが、レモンガススタジアム平塚で激突した。湘南では鈴木淳之介、岡山では佐藤龍之介と日本代表に招集された両選手も先発している。
試合は互いに開始1分以内にシュートまで持ち込むなど、攻守が入れ替わる激しい展開に。しかし両チーム相手陣内深い位置には侵入してシュートまでは持ち込むものの、決定機は作れない時間が続く。
それでも37分、岡山が先制に成功した。右サイドで受けた佐藤龍之介がカットインからシュートを放つと、相手DFに当たってコースが変わったシュートがゴールイン。日本代表初選出の18歳による今季4ゴール目で、アウェイチームが前に出る。その後はピンチを迎える場面もあったが、GKスベンド・ブローダーセンのスーパーセーブもあり、1点をリードして前半を折り返す。
後半序盤は1点を追いかける湘南が攻勢をしかけ、岡山のゴールに迫るシーンを増やしていく。すると65分、ボックス手前で縦パスを受けたルイス・フェリッピが反転から右足を一閃。豪快な一撃がネットに突き刺さった。ブラジル人アタッカーのスーパーゴールで、ホームチームが試合を振り出しに戻す。
その後は両チーム最後まで死力を尽くして決定機を作るものの、勝ち越し弾までは至らず。試合は1-1のドロー決着となった。湘南は連敗を止め、勝ち点22に。岡山は2試合連続の引き分けで勝ち点24となった。
