日本代表チームに合流中のシント=トロイデンDF谷口彰悟が、メディア取材に応じた。
これまで日本代表32キャップを誇る谷口彰悟だが、大ケガの影響もあって昨年10月から1年近くチームを離れていた。取材に対して「素直に、またここに戻ってこられて嬉しく思います」と語った34歳の経験豊富なセンターバックは、「ケガをして個人的にも苦しい時間はありましたけど、みんなが最終予選を戦っている姿を見て刺激になっていましたし、『自分もこの舞台に絶対戻ってやる』という思いでいました」とチームメイトの活躍が刺激になっていたと明かしている。
なお10月の代表招集では、主将の遠藤航をはじめ、板倉滉や三笘薫といった中核を担う選手がケガのためメンバーを外れている。谷口彰悟は「まずは(ケガをした選手たちには)しっかり治して戻ってきてほしいと思います。やっぱりケガ人が多い状況なので、今いるメンバーで戦っていかないといけない。そういう意味でも、自分もリーダーシップを取りながらピッチ内外で存在感を出していきたいです」とリーダーの1人としての自覚を感じていることを明かした。
現在の日本代表では、板倉滉をはじめ、伊藤洋輝、冨安健洋、町田浩樹などセンターバックに離脱者が続出中の一方で、フェイエノールトで評価を高める渡辺剛なども台頭しており、来年のワールドカップへ向けて競争が激化している。谷口彰悟はポジション争いに燃えている。
「(ポジション争いは)ワールドカップまでついてまわるものなので、そこにこだわりながら自分自身も戦っていかないといけない。新しくチャンスをもらう選手もいるだろうし、そういう選手が良いプレーをして競争が激しくなるのは、日本代表が強くなるためには必ず必要です。その競争は大歓迎ですね。自分はその競争にしっかり負けないように、存在感を示していきたい」
そして、14日に控えるブラジル代表戦についても言及。「非常に良い相手とマッチメイクしていただいた」とし、本大会を見据えた一戦になると意気込みを語った。
「本番を想定していそうですし、ワールドカップ優勝国や常連国と現段階でどれくらい戦えるのかを知る良い機会です。楽しみですね。個人的にもトップ選手がたくさんいるチームとやれるのは非常に嬉しい。そういう相手にしっかりと抑えることができれば、自信につながりますので。気合を入れて頑張りたいです」
