ボルシア・メンヒェングラットバッハの元U-23日本代表FW福田師王は、ブンデスリーガ2部カールスルーエへ移籍する可能性があるようだ。現地紙『バーディシェ・ノイエステ・ナハリヒテン』(『BNN』)が報じた。
神村学園出身の福田は2023年1月にボルシアMGのU-19チームへ加入すると、同年7月にセカンドチームへ昇格。昨年1月からは正式にトップチームのメンバーに加わり、これまでブンデスリーガで11試合に出場して1ゴールを挙げる一方で、4部所属のセカンドチームでも起用され続けていた。
そんな福田だが、近日中に武者修行に出される可能性が高いという。17日に行われたDFBポカール1回戦(vsデルメンホルスト:3-2)の後、スポーツディレクターのヴィルクス氏は地元紙『ライニシェ・ポスト』に対し、福田を帯同しなかった理由について「彼は体調不良でも負傷でもない。彼にとって最善の道を探っているところで、現在ほかのクラブと交渉中だ」と説明していた。
そして『BNN』によると、交渉中のクラブはブンデスリーガ2部のカールスルーエだという。両クラブの間では「しばらく活発なやり取りが続いている」とされており、「カールスルーエは低額のレンタル料で獲得に近づいている」と伝えられている。
さらに同紙は、福田に対してスイス1部のクラブも関心を示していると報道。しかし、本人はレンタル先としてオランダのエールディビジやブンデスリーガ2部を優先する考えだという。一方で交渉のネックは、カールスルーエが求める買取オプションの条件。ボルシアMGが設定している200万ユーロの額にこだわるかどうかが焦点になるとも指摘されている。
カールスルーエといえば、過去に元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏やMFメーメット・ショル氏、元浦和レッズ監督のギド・ブッフワルド氏、元ヴィッセル神戸監督のトルステン・フィンク氏らがプレーしたクラブ。1998~99シーズンにはFW永井雄一郎がセカンドチームでプレーし、2014~17年には元日本代表MF山田大記氏が所属していたことでも知られている。




