shinya-nakano-tosu(C)Getty Images

17歳でU-24日本代表招集の中野伸哉、海外挑戦希望明言「1年後に海外に行って、2~3年後にはA代表に」

U-24日本代表DF中野伸哉が、U-24アルゼンチン代表戦に向けたリモート取材に応じた。

3月のインターナショナルウィークでは東京オリンピックの本番を想定し、強豪U-24アルゼンチン代表との連戦に臨んでいるU-24日本代表。26日の第1戦では0-1で敗れており、29日の第2戦でリベンジを狙っている。

そんな中、今季サガン鳥栖でJリーグ開幕から6試合連続でスタメンに名を連ねるなど印象的な活躍を見せ、17歳でU-24日本代表に招集された中野伸哉がリモート取材に応じた。今回の合宿では最年少だが、「一番下というのもあって、みんなから可愛がられる存在です。U-24に初めてきて、レベルがみんな高くて、とてもやりやすいです」と印象を語った。

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なお第1戦は90分間をベンチで見守ったが、「アルゼンチンの選手は個の能力が高い。日本も決定機は作れていたので、次の試合にその反省を生かしていきたいです」と語り、その上で自身の武器は「攻撃になったらどんどんオーバーラップして、アシストだったり、そういうところを武器にしたい」と言及。高校生初のオリンピック出場の可能性について問われると、「プレッシャーはないです」と明言した。

また、年齢の近い久保建英(19歳)との関係については「建英君から話しかけられて、その時に『敬語じゃなくていいよ』って。『俺も先輩に敬語じゃないから』って言われました。建英君だったり、海外でやっている選手を身近で見られたのは良いことです。僕も早く海外でやりたいと思います」と海外挑戦を視野に入れていることを明かしている。

また、海外組からの刺激については「海外組の選手はみんな練習から意識が高くて、プレー1つひとつのレベルが本当に高くて刺激を受けています」と言及。コロナ禍でコミュニケーションが難しい状況だが、「最初は(林)大地君が来ずに僕1人だったので、大地君が選ばれて心強いです。こっちに大地君が来てから色々紹介してくれて、馴染むのは早かったと思います」とサガン鳥栖チームメイトの存在への感謝も語っている。

東京オリンピック開催決定の際はまだ小学生だった中野伸哉だが、当時の心境について「全然意識していなくて、パリ世代で行ければいいかなと思って。でもこういう状況でJリーグで出させてもらって、U-24に呼んでもらって、そこから東京五輪を意識するようになりました」と回答。その上で「守備に行く、ボールを取りに行くところだったりは負けていない」と自身の強みを語った。

そして、今後の展望として「今年しっかりJリーグで活躍して、来年だったりに海外移籍して、そこでも活躍してA代表に選ばれたい」とし、「具体的には1年後に海外に行って、2~3年後にはA代表に入って活躍したい。僕が目指す海外の選手はリヴァプールの(アンドリュー)ロバートソン選手です」と、目標の選手はプレミアリーグで今季も5アシストと大活躍のスコットランド代表DFの名前を挙げている。

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