セビージャ復帰間近となった元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(37)が、その喜びを表している。スペイン『マルカ』が伝えた。
昨季限りでパリ・サンジェルマンを離れてフリーとなっていたS・ラモスは、サウジアラビアからの巨額オファーがありながらも、19歳まで在籍した故郷の古巣セビージャへの帰還を希望。セビージャは、レアル・マドリー移籍の“裏切り行為”によって一部サポーターから反感を買っている同選手の獲得を当初考えていなかったようだが、最終的に獲得を決断している。
獲得発表は現地時間4日にも行われる予定だが、同日にセビージャの空港に到着した同選手は、メディアに対して古巣復帰の理由を説明している。
「ああ、感動しているよ。僕にとって特別な日だ。家に帰るというのはそういうことだろう。数カ月間、この瞬間を待っていたんだ。これから記者会見や入団発表を行う時間があるだろう」
「僕は家に帰りたかった。ここに帰ってこないで、ほかの場所に行く意味なんてなかった。僕はずっと父親、祖父、セビジスモ(セビージャ主義)、プエルタらに負い目を感じていた」
「僕にとってセビージャには大きな意味がある。今こそ、家に帰るときなんだ」
なおアントニオ・プエルタは、セルヒオ・ラモスと同じくセビージャの下部組織出身の元スペイン代表選手。2007-2008シーズン開幕戦のヘタフェ戦で心臓の問題によって倒れ、22歳の若さで亡くなった。


