Florentino PerezGetty Images

セビージャ、公式TVで審判批判を繰り返すレアル・マドリーを訴える…「スペインサッカー、審判、競争の公正さを疑わせる行為」

セビージャは24日、レアル・マドリーが公式テレビチャンネル『レアル・マドリーTV』を通じて行う審判批判について、スペインフットボール連盟(RFEF)に対して訴えを起こすことを発表した。

スペインの地上波でも放送される『レアル・マドリーTV』は今季、自チームの試合をレフェリングする審判たちについて辛辣な批判を行ってきたが、それが審判や審判技術委員会(CTA)に対して過度な重圧を与える行為であると問題視する向きもあった。

そして25日のラ・リーガ第26節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセビージャ戦前に、『レアル・マドリーTV』はこの試合の主審を担当するイシドロ・ディアス・メラ・エスクデロス氏、VARのパブロ・ゴンサレス・フエルテス氏に対する批判を展開。ディアス・デ・メラ氏については、1-0で勝利した今季アウェーのアラベス戦で、判定が偏っていたことを指摘していた。

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「ディアス・デ・メラはファウルを取ったりカードを出す際、両チームを同じ基準で裁かなかった。ブラヒムがアラベスのペナルティーエリア内でつかまれたのを見ていなかった」

『レアル・マドリーTV』はさらにゴンサレス・フエルテ氏についても、2020-21シーズンに自チームが敗れたアラベス戦で誤審があったことを指摘。ラグアルディアがマルセロの髪を引っ張ったことを見ていなかったと指摘し、加えて同シーズンのレアル・ソシエダ戦で、フェルラン・メンディも同氏から不当な扱いを受けていたことを主張している。

レアル・マドリーおよび『レアル・マドリーTV』のこうした審判批判について、セビージャが声を上げた。アンダルシアのクラブは、レアル・マドリーのそうした批判の展開が審判や試合に深刻な影響を与える可能性があるとして、RFEFに訴え出る意向を発表した。

「セビージャはこれらの行いが、RFEFの全般規則や適応し得る限りの規範に違反するものかどうかを判断してもらうため、連盟に対して正式に訴えたいと思います」

「クラブは審判団体のイメージに傷つけるために大々的に行うキャンペーンや振る舞いを強く非難します。それはスペイン・フットボールに大きな打撃を与え、競争の公正さに疑いをもたらすものです」

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