セビージャが来季新監督として、ディエゴ・マルティネス氏を招へいする可能性があるようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
現在、ジュレン・ロペテギ監督が率いて3シーズン目を戦っているセビージャ。ラ・リーガではシーズン前半戦に優勝争いに絡む勢いを見せていたが、後半戦には失速してここ17試合ではわずか4勝しか挙げていない。また欧州カップ戦ではチャンピオンズリーグでグループリーグ、ヨーロッパリーグでベスト16で敗退。前半戦の勢いから、あと勝ち点1でチャンピオンズリーグ出場権を獲得できる状況ではあるが、サポーターからはその低調なプレーぶりに批判の声が絶えず上がっている状況だ。
『マルカ』曰く、セビージャの名物スポーツディレクターであるモンチ氏は、昨季までグラナダを率いていたディエゴ・マルティネス氏にコンタクトを取った模様。D・マルティネス氏にはバレンシア、エスパニョールも接触し、より誠実なプロジェクトを提示したエスパニョールがすでに基本合意にこぎ着けたことも報じられているが、しかしセビージャからのオファーが心変わりを促す可能性も十分にあり得るという。
D・マルティス氏はかつて、ウナイ・エメリ監督のコーチングスタッフの一員としてセビージャ入団を果たして1回目のヨーロッパリーグ優勝に貢献。2シーズン目にはBチームを率いて2部昇格に導き、その後にオサスナ、グラナダと名門クラブのトップチームで指揮を執るようになった。とりわけグラナダではヨーロッパリーグ出場権を獲得し、同大会でベスト8まで進出するという活躍ぶりにより、欧州、ひいては世界から大きな注目を浴びる監督になった。
