5日のラ・リーガ第8節、アトレティコ・マドリーは敵地バライドスでのセルタ戦を1-1のドローで終えた。
ラ・リーガ第6節ラージョ戦(3-2)、第7節レアル・マドリー戦(5-2)、チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2節フランクフルト戦(5-0)と、シーズン開幕当初の不調が嘘のように怒涛の3連勝を果たしたアトレティコ。ただ、いずれもホームの試合であり、ここまで2分け2敗と未勝利が続くアウェー戦でも白星がほしいところだ。
シメオネ監督はGKオブラク、DFジョレンテ、ル・ノルマン、ラングレ、ハンツコ、MFジュリアーノ、バリオス、コケ、ニコ・ゴンサレス、FWグリーズマン、フリアン・アルバレスを先発で起用している。
コケ、バリオスを中心にしてゲームを組み立てるアトレティコは、7分と早い時間帯に先制点を決めた。グリーズマンの甘美な左足アウトサイドキックのスルーパスから、バリオスがDFラインを突破。バリオスはそのままペナルティーエリア内右に侵入して横パスを送り、スターフェルトのオウンゴールを誘発している。
幸先よくスコアを動かしたアトレティコは、その後ポゼッションとカウンターを織り交ぜて追加点の可能性を探る。だが40分には、ラングレがジュグラを倒したことで2枚目のイエローカードで退場に。数的不利に陥った後はセルタに押し込まれ、ボルハ・イグレシアスに立て続けにシュートを打たれたが、オブラクの好セーブが飛び出して1点リードのまま試合を折り返した。
シメオネ監督ハーフタイム、グリーズマンを左サイドバックのガランに代え、これまで同ポジションを務めてきたハンツコをセンターバックに据えている。迎えた後半、アトレティコは堅い守備でセルタの攻撃を跳ね返し、隙があればボールを保持して追加点を目指した。しかしながら68分、ついに堅守が決壊。右サイドのミンゲサが折り返したボールをボルハ・イグレシアスが叩き、オブラクが跳ね返すと、こぼれ球を途中出場のセルタの象徴イアゴ・アスパスが押し込んだ。
同点に追いつかれたシメオネ監督は76分、コケとハーフタイムに投入したばかりのハビ・ガランを下げてバエナ、ギャラガーを投入。また82分にはフリアン、ジュリアーノを下げてスルロット、モリーナを入れた。しかし、終盤は攻撃に出るどころかセルタの猛攻を受けることになり、失点を防ぎながら試合終了のホイッスルを迎えている。




