Fabio Maresca refereeGetty Images

「VARはピッチの真実を保証する天の恵み。邪魔になることはない」セリエA主審が見解

セリエAのファビオ・マレスカ主審が、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)などについて語った。イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組「ラディオ・アンキオ・スポルト」に出演している。

マレスカ主審は、1997年に審判としての活動をスタート。今シーズンはサウジアラビアで行われたスーペルコッパ・イタリアーナを託されるなど、イタリアでのキャリアを上り詰めた。そんな41歳の主審がラジオ番組に出演し、セリエAでは2017-18シーズンから導入されたVARに見解を示した。

当初は懐疑論も渦巻いていたVARだが、近年はピッチにおいて浸透し、主審にとって欠かせない道具となったようだ。

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「VARは不可欠なものになった。そんなVARが議論の的になる時は微笑んでしまう。私たちはVARなしの審判など考えられない。ピッチ上の真実を保証してくれるものだ。試合のスコアに決定的な影響力を与え得るミスの修正を可能にする道具なんだ。まさに天の恵みであり、主審にとって邪魔になることなどありえない」

さらに、ナポリ出身の主審はセリエAの試合の進行において、可能な限り実質的なプレー時間を優先する方針がとられていることを明かした。

「より実質的なプレー時間にするため、より中断を少なくし、結果的にファウルをとる回数も減っている。当然、同時に選手を守るようにもしなければならない。プレーを流した方が良い時もあれば、直接介入して少し闘争心を抑えた方が良い時もある。可能な限り笛を吹く回数を少なくすることを目標としているが、選手たちの姿勢やリーグ自体の文化の影響も大きく受けるものだ」

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