ステファノ・ピオリ率いる王者ミランについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のステファノ・バリジェッリ編集長が10日、持論を展開した。
2019年秋に指揮官となったピオリの下で大きな成長を遂げ、昨シーズンは11年ぶりとなるスクデットを獲得したミラン。今シーズンはセリエA2連覇を目指してリーグ戦に臨んだが、前節のローマ戦では、2点をリードしていながら試合終了間際に追いつかれ、2ポイントを取りこぼした。
順位表では、首位ナポリに7ポイントのリードを許し、シーズン序盤に大きく出遅れていたはずのユヴェントスに37ポイントで並ばれたミラン。そんなピオリのチームについて、バリジェッリ編集長は「ミランは補強しなければ(連覇に)奇跡が必要になる」と警鐘を鳴らした。
イタリア紙の記者は「ピオリは、新戦力の貢献が得られていない」と指摘。昨夏にチームに加入したメンバーのパフォーマンスが「レギュラー組の力量に達していない」ままであり、「ミランにはバックアッパーがいない。チームに貢献している新選手がまだ誰もいない」と主張した。
昨夏の移籍の目玉であるシャルレ・デ・ケーテラーレについては「逸材はいきなり灯がともる可能性があるのでそっとしておくべき」と擁護する一方、「ナポリ戦の(セルジーニョ)デストやローマ戦の(アステル)ヴランクスのように、新加入の選手がピッチに入るなり、チームのパフォーマンスは下がる」と批評した。
さらに昨夏の補強を振り返り、特に「(オリヴィエ)ジルーを休ませることができるセンターフォワードと(チプリアン)タタルシャヌより信頼できるGK」が重要な補強ポイントであったと指摘。「前者については、ライバルもいないのに急いで(ディヴォック)オリギを獲得し、後者については運任せにしてしまった」との見解を示した。
「常にすべての補強が当たるクラブはない」と理解を示す一方、「いつまでもピオリの奇跡頼みでいるわけにはいかない。シーズンを計画する上で奇跡がスタンダードになることなどない。ビッグクラブなら失敗を修正しなければならない」と主張。「1月の移籍市場で補強をあきらめれば、『まだ優勝を狙える』という考えを放棄することを意味する」と述べ、今冬の補強が必須であるとの考えを示した。


