Francesco Totti RomaGetty Images

セリエA主審が明かす最も厄介だった選手と模範的な選手は?「カリスマ性があったが…」

セリエA審判員のマルコ・グイーダ氏が、9日付のイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、過去のエピソードなどを明かした。

8日に行われた新シーズンへ向けた審判員の会合において、審判員の代表となる主将に選出されたグイーダ氏。ポンペイ出身の43歳の主審は、1週間後に控えるセリエA開幕へ向けて語った。

「もうすぐ我々がまたターゲットになるって? 我々だって人間なんだ。選手が決定的なPKを失敗したり、監督が采配を間違えたりするようにね。もし我々がミスをしたとしたら、それは常に善意によるものだ。VARでミスをするとより物議を醸すって? その通りだ。だが、VARは幾度もの眠れない夜から私を救ってくれたことも事実だ」

2010年1月からセリエAで笛を吹くグイーダ氏は、自身のキャリアを振り返り、扱いが最も厄介だった選手を問われると「(アントニオ)フィリッピーニや(ダヴィデ)バヨッコがいた時のブレシアの試合を裁くのは、極めてタフだった。現在の選手たちはずっと協力的だよ」と明かした。

一方、模範的な選手には元インテルのハビエル・サネッティ氏や元ローマのフランチェスコ・トッティ氏を挙げた。

「私はサネッティの試合を裁くことができて幸運だった。それからトッティもそう言えるだろう。彼はあれほどカリスマ性があったが、大きな問題を起こすようなことは一度もなかった」

続いてイタリア人審判員は、最も難しかった判定に2019年3月のミラノダービーの際のPKを挙げ、「私がミラン対インテルで転んで倒れたまま笛を吹いた時だよ」と明かしている。

また、試合で主審を務める時の準備についても言及。「私は試合前に1時間半寝るんだ。スタジアムでは常にお気に入りの音楽を聴いている。パフォーマンスの裏にはかなりの努力もある。われわれは週5、6日、トレーニングをしている」と語った。

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