Atalanta vs. Juventus, Coppa ItaliaGetty

セリエA、2年ぶりに有観客での開幕戦へ…イタリア政府が収容人数の50%を上限に承認

イタリア政府は5日、21日から開幕するセリエA2021-22シーズンについて、収容人数の50%を上限に有観客で開催することを承認した。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』など複数のメディア各紙が伝えた。

昨年3月のロックダウン(都市封鎖)以降、1年以上にわたって無観客での開催が続いてきたセリエA。5月19日にレッジョ・エミリアで開催されたコッパ・イタリアにおいて、収容人数の20%を上限として14カ月ぶりに観客の入場が認められたほか、EURO(ユーロ)2020の開催地の1つとなったローマでは、25%を上限に観客を受け入れた。

セリエAの2021-22シーズン開幕が2週間後に迫る中、イタリア政府はサッカー界からの要請を受け入れ、スタジアム収容人数の50%を上限とした有観客での開催を承認した。セリエAのリーグ戦において、約1年半ぶりにファンがスタジアム内に戻ってくることになる。なお座席は1席空けての使用することが求められており、入場者にはワクチン接種や陰性証明、新型コロナウイルスからの回復などを記録した「グリーンパス」の使用が義務付けられる。

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イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長は、「この決定は、サッカー界に対する重要な信頼を意味する。連盟の要請を受け入れてくれたイタリア政府に感謝する」とコメント。レーガ・セリエAのパオロ・ダル・ピーノ会長は、「できる限り早くスタジアムを満員の状態に戻すという目標へ向けた最初の1歩だ」と述べ、今後のさらなる規制緩和に期待を寄せた。

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