ミランのフランス代表MFアドリアン・ラビオは、セリエAのオーストラリア開催について批判している。
現地で大きな話題となっている欧州リーグ戦の国外開催案。先日UEFA(欧州サッカー連盟)は“例外的”としつつも、12月21日に予定されるラ・リーガのビジャレアルvsバルセロナ(アメリカ)、来年2月8日に予定されるセリエAのミランvsコモ(オーストラリア)の2試合について、国外で開催することを承認していた。
これまで、欧州リーグ戦の国外開催案は選手や監督、そして現地サポーターから強烈な反発が続いていた。そして今回の決定について、ミランに所属するラビオが反応。『Le Figaro』で以下のように批判している。
「完全にクレイジーだよ。リーグの知名度を一定レベルに保つための金銭的な契約はあるんだろう。だけど、これらすべては僕らのコントロールが及ばないものだ。イタリアの2チーム同士がオーストラリアで試合をするためにあれほど遠くまで移動しなければいけないなんて、常軌を逸している」
「いつものように適応しないといけないね。スケジュールや選手の健康状態については様々な議論があるけど、こうした状況は本当に馬鹿げていると思う」
なお『The Athletic』によると、ドイツサッカーリーグ(DFL)はブンデスリーガの国外開催を否定。一方でプレミアリーグは、2008年の時点で“第39節”を国外で開催することを検討したが、サポーターの激しい反発やFIFAの反対によって断念している。


