ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は、モンツァ戦で相手ベンチに対するジェスチャーで退場処分を受けた。
ローマは22日、セリエA第9節でモンツァと対戦。前半のうちに相手が退場者を出して数的優位となったが、なかなかゴールを奪えずに苦戦。それでも90分、ステファン・エル・シャーラウィが土壇場で決勝点を奪い、1-0で勝利している。
しかし決勝点が決まった場面で、モウリーニョ監督は退場処分を受けることに。劇的な決勝弾の後でスタジアムが歓喜の渦に巻き込まれる中、モンツァのコーチングスタッフに対して“泣き虫ジェスチャー”を見せたとして、主審からレッドカードを提示された。
試合後、イタリア『スカイ』でレッドカードについて問われたモウリーニョ監督は、モンツァのベンチに非難の矛先を向け、彼らが試合中に審判の判定に影響を与えようとしたと主張した。
「なぜ私は退場させられたのか? わからないね。相手ベンチに向かってジェスチャーを2回したが、攻撃的な言葉は使っていない。昨年はモンツァで素晴らしい試合をしたが、試合後、まだ経験の浅い人たちが我々を侮辱した」
「素晴らしい試合を見せたレフェリーにプレッシャーをかけたのは、彼らのベンチだけだった。私はそれを批判しているのではなく、試合後に汚い言葉が使われたことを批判しているのだ。私が彼らにかけた言葉は、『いいチーム、いい監督だった』というだけだ。それ以外の必要はない」
この退場処分によって、モウリーニョ監督は次節のインテル戦を欠場することになっている。




