ナポリは、TikTokの動画がファンやストライカーの反感を買った件について「ヴィクター・オシムヘンを不快にさせたり、からかう意図はなかった」と主張する声明を発表した。
昨季、公式戦31ゴールを奪う大活躍を見せ、ナポリにセリエA優勝をもたらしたオシムヘン。今季はリュディ・ガルシア新監督の下、ここまで6試合に出場して4ゴールという結果を残している。
そんな中、前々節のボローニャ戦ではオシムヘンがPKを失敗。その後、86分に交代を命じられた際にはガルシア監督の采配へ不満を爆発させており、関係悪化の可能性が伝えられていた。また、それに加えてナポリが『TikTok』に投稿した動画が物議を醸すことに。ボローニャ戦でオシムヘンがPKを要求し、その後失敗するまでの映像に高音の機械音声を入れた動画が公開されると、代理人のロベルト・カレンダ氏がSNSで声明を発表し、法的措置も辞さない構えを見せた。
この件に対し、ナポリはオシムヘンを怒らせるつもりはなかったと主張する声明を発表した。
「この問題を話題にすることを避けたいが、クラブの宝であるヴィクター・オシムヘンを不快にさせたり、からかう意図はなかった。その証拠に、夏のトレーニングの間、クラブはストライカーに対する海外移籍のオファーをことごとく断った。
ソーシャルメディア、特にTikTokは、常に気軽さと創造性を持った表現形式として使ってきた。オシムヘンを主人公にした件でも侮辱や嘲笑を意図するものではなかった。いずれにせよ、ヴィクターが不快感を覚えたとしても、それはクラブが意図したことではありません」
ナポリのガルシア監督は、週末の試合で再びオシムヘンが元気な姿で戻ってくることを願っていると伝えているが、オシムヘンはこの声明をどう捉えるだろうか。


