ACミランは、今季ライバルチームのインテルに在籍していたチェルシーのFWロメル・ルカク獲得を画策しているようだ。『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えた。
今季、チェルシーからの期限付き移籍でインテルに加わったルカクは、怪我で戦列を離れていた時期こそあったが、リーグ戦では25試合に出場して10ゴール6アシストを記録。チャンピオンズリーグ決勝に進んだチームにおいて、確かな存在感を発揮することになった。
ルカクは今夏に契約期間が切れ、一度チェルシーに戻る予定となっているが、そんなベルギー人ストライカーを獲得するために動き出したと伝えられているのがインテルの宿敵であるミランだ。ミランはMFサンドロ・トナーリがニューカッスルへの移籍に近づいているため、その移籍で得た資金をルカク獲得に使おうと考えているようだ。
ルカクに対してはサウジアラビアのアル・ヒラルが関心を寄せていたが、ここに関してはルカクは移籍に乗り気でないことを示している。一方、インテルは財政状態こそ決して良いとは言えないが、ルカク獲得に最大4000万ユーロのオファーを行う用意があるとされる。
チェルシーにとっては、ルカク獲得のために支払った9800万ポンドの移籍金を取り戻したいことから争奪戦になることは歓迎モードであるとされ、できるだけ高額での売却を望んでいるようだ。
ミランへの移籍が決まれば、インテルサポーターからのブーイングを受けることは間違いないが、ルカクはライバルチームに移籍することになるのだろうか。