ミランへの移籍が近づいていたレヴァークーゼンのヴィクター・ボニフェイスは、右膝の懸念により一時的に破談となったようだ。『スカイ・ドイツ』が伝えた。
現在24歳のボニフェイスは、2023年夏にユニオン・サン=ジロワーズからレヴァークーゼンに加入。移籍1年目からストライカーとしての定位置を掴み、公式戦21ゴールを記録すると、ブンデスリーガ無敗優勝やDFBポカール制覇、ヨーロッパリーグ決勝進出に貢献した。しかし、今季は負傷の影響もありなかなか結果を残すことができず。退団を望む声もあり、今夏の動向が注目されていた。
そんな中、先日にはレヴァークーゼンとミランが買取オプション付きのレンタル移籍で合意。レンタル料500万ユーロ(約8億6500万円)に2400万ユーロ(約42億円)の買取オプションが付いたもので、チームに加わることが決まりかけていた。
しかし、ボニファスがミラノでメディカルチェックを受けた後、ミランサイドは度重なる前十字靭帯断裂や内転筋の負傷を含め、右膝の問題に対して慎重を期して同選手の状態を評価。その結果、メディカルチェックをパスできずに破談となり、ボニフェイスはレヴァークーゼンに戻ったようだ。
ただ、『スカイスポーツ』の情報によると、ボニフェイスはまだ移籍を100%諦めてはいないとのこと。この取引が近いうちに再び勢いを取り戻す可能性は低いとしているが、状況が変わる可能性もあるとしている。


