コモで革新的なサッカーを展開するセスク・ファブレガス監督の周囲が、にわかに騒がしくなっているようだ。『AS』が伝えた。
コモのセスク監督は、セリエAでの最高成績と最多勝ち点記録を塗り替えるなど、昇格組ながら上位を脅かす戦いぶりを見せている。『AS』によると、この手腕に対して欧州のエリートクラブたちがこぞって関心を示しているとのことだ。
セスク監督率いるコモは、最後方からの徹底したビルドアップと、常に数的優位を保つ縦パス主体のスタイルで、セリエAに新風を吹き込んだ。アタランタのガスペリーニ監督からは「パスが多すぎる」との指摘を受けつつも、ユヴェントスを抑え込み、ナポリと引き分けるなど、その戦術は結果によって高く評価されている。
このスペクタクルなサッカーを支えるのが、ニコ・パスやマキシモ・ペローネといった若き才能たちというのもポイントだ。彼らの技術を最大限に引き出すセスク監督の指導力は、もはや無視できないレベルに達している。
昨夏、セスク監督にはローマやレヴァークーゼンなどから誘いがあったとされるが、彼はそのすべてを断りコモに残留した。
「ここコモでは、他のクラブよりも安定性と忍耐がある。これにより、慎重に決定を下し、分析する時間を持つことができるんだ」
ただ、来夏の去就はさらに可能性が高まることが予想されている。ジョゼップ・グアルディオラ監督の去就が注目されるマンチェスター・シティや、古巣バルセロナがセスク監督の「真の行き先」になると断言する者も少なくないとのこと。かつてインテルがクリスティアン・キヴを監督に据える前にもセスク監督に接触したという事実が示す通り、欧州のビッグクラブにとって、彼はすでにリストの最上段に位置しているようだ。
かつてピッチを支配した天才司令塔は、今やベンチから欧州サッカー界を揺るがす存在となっている。


